2005年8月アーカイブ

このブログではないのですが、私の会社(有限会社エートス)のホームページが、先日Yahoo登録サイトになりました。実際、Yahooに登録されると言うことは、優れていると言うこととは違いますし、YAHOOが定めた基準に合った体裁を整えているかが審査されるので、登録してもらうのは簡単です。
でも、うれしいものですね。こういうご褒美は、仕事をやる気にさせてくれます。さて、明日から9月です。がんばっていきましょう!
おととい引越し屋さんに来てもらって、新居への引越しを済ませました。実際のところ、前のところを完全には引き払っていないし(明日まで)、新居は片付いていないしで、済ませたと言うのは少々語弊があるのですが、まあ一応。けっこうというか、とても疲れました。でも、いろんなものが整理できて(これからするものも含む)、良かったと思います。なかなか、引越しと言う機会がないと片付けないものです。。。
そんなわけで、仕事二エネルギーが向けなくなってしまっているのですが、火曜からはまた精力的に動こうと思っています。さーて心機一転がんばるぞ~!
この仕事をしていると景気の動向を肌で感じることがあります。微妙にお客さんの反応が変わってきます。それは、景気が上昇してくるときもそうですし、景気が冷え込むときもです。
今日は、日経平均終値が12,500円を回復して引けていますし、株高の傾向が鮮明になっています。一般論として、こうなって来ると不動産市場も強含みの傾向となります。株に回っているお金は、基本的に生活資金ではなく富裕資金です。そして、その資産(株=有価証券)を持っている層は比較的年齢の高い層、すなわち「田舎暮らしを検討する年齢層」です。
もちろん、だからといって、今後不動産価格が上昇するかというと、それはないと思います。でも、価格が下がらなくなる。特に希少性のある物件、たとえば古民家であったり、広い敷地、良い環境など、他の物件と比して特徴ある物件は、ほぼ横ばい、まず値段は下がらない(というか売れてしまう)でしょう。
せかすつもりもありませんが、気に入った物件に出会ったら早めに手を打たないと、逃がしてしまうかもしれません。ただ、逃してしまっても、あせらず冷静に判断することは忘れないでください。逃したこともまた縁でしょうから・・・。
今日、千葉に行って物件を見てきたのですが、もう稲刈りが始まっていてびっくり。田植えが5月の連休前後だから、種まきから約4ヶ月で出来てしまうわけです。もちろん、それの準備や後片付け、田んぼ周辺の管理もありますから、そんなに効率が言い訳ではないのでしょうが、そのほかの時間をうまく使うことが出来れば、農業(稲作)も案外悪くないのかもしれません。というか、だからまだ稲作は兼業農家がやれるということなのでしょう。もっと手がかかる畑作は、無理なのかもしれません。
そう、田舎の楽しみの一つに移り行く「四季の景観」があります。中でも田んぼの景観というのは、とても美しいし、日本の原風景という気がします。私は子供のころ一年半ちょっとの間、九州・太宰府天満宮の近くで暮らしたことがあったのですが、そこで初めて田んぼを見ました(生活の中で身近に)。そのときのイメージが心象風景となって残っているのかもしれません。物件を訪れるたびに変わる四季の景観。これは、ちょっとした劇場でもあるし、美術館でもあります。
今週末に自宅の引越しを控えているものですから、ブログが手薄になってすみません。9月のはじめまでは、記事投稿が減るかも知れません。
自分の事ばかり書いているこのブログですが、いざ自分で引っ越しすることになって、引っ越し屋さんに見積もりをお願いしました。見積もり依頼はとっても簡単。yahooで「引越」で検索して、一括見積もり依頼ページから、必要事項を入力すると、電話やメールで続々連絡が入ります。結局、決めたのはY運輸。そんな大手にする必要もない気がしていたし、たぶん高いのだろうと思っていたのですが、思いの外安くてびっくり。たぶんもう少し安くやってくれるところはあったのでしょうが、何となくあの宅配便の配達品質を知っていますから、安心感で頼んじゃいました。今は本当に競争が激しいのでしょう。最初はもう少し高かったのですが、一声二声値切ってしまいました。このぐらいでやってくれるなら、以前の引っ越しも自分でやるんじゃなかった・・・。
その時担当の方が言っていたのですが、「今、アイミツ(相見積もり)がないことはまずないですね」とのこと。ネット社会になって、複数声掛けするのも便利ですし、おかげで安くなっているのですから、基本的にありがたいことですけど、厳しい時代だなあと改めて思いました。
あ、ついでに「ホリエモン」のこと。このブログサービス使わせてもらっていて言うのは何なんですが、あまりに節操がないんじゃないの??「もちは餅屋に任せようよ」なんか政治というか社会を、冒涜している気がします。あ、それは小泉首相はじめ自民党執行部もどうなっているのでしょう・・・。まあ、だからといって他に良さそうな人や政党もないのも事実でしょうが。私としては、ホリエモンには、「インターネット候補者比較システム」みたいのつくって欲しかったです。一番給料安くて、よく働く候補者に投票!みたいな(雑談です)。
私事です。今の家に2年半超住んでいた三鷹から、今度荻窪に引っ越します。都市機構の賃貸住宅なのですが、最近のマンションというのは仕様・設備ともに素晴らしくてうれしい限りです。やっぱり引越しというのは「新しい生活を始める」ということになりますから、本当に楽しみです。
それと引越をするといいのは物を整理できるということもあります。実際のところ、引越ししなくても整理すればいいのですが、なかなか整理できません。でも引越先のスペースのことや、出来るだけきれいに暮らしたいということも含めて、引越しというきっかけがあると物を整理できます。
整理をはじめると本当に使わないものをたくさんとってあるもので、この勢いで処分していったら、かなり荷物が減るなと思っています。そう、求める住宅の広さを考えるとき、今持っているものを基準に考えるのはやめて、本当に必要なものを入れるスペースから建物の広さを考えましょう。そして、不要なものは出来うる限り処分して、身軽に暮らしましょう。そして、使えるものはリサイクルショップやヤフーオークションに出品すれば、地球に優しい暮らしが出来ます。
今月から田舎物件に関して第一プログレスの運営する「自休自足-夢田舎ねっと」に物件出稿をはじめました。締め切りのタイミングもあるので、基本的に当サイトの掲載が早くなるかともいますが、たまに逆転することもあります。ぜひ見ていただけると幸いです。
田舎と都会ではお盆に関する考え方、感覚が違うのだろうと思います。私は東京生まれの東京育ち。お盆=休みという感覚しかないのですが、田舎の業者さんと話していると、お盆、特に新盆の重要性がわかります。どんなに科学が進んでも、人の気持ちは大切に似なくてはいけないし、実際のところ大切にする気持ちなしには、人の心のバランスは崩れてしまう気がします。
死者を敬い、祖先を敬う。すごく大事な気がします。そして、木であったり、それそ普段食べてる食事の生き物にも感謝しなくてはならない。改めてそう思っています。
今日、新宿の大手カメラ・家電量販店に行ってきました。普及期に入ったといわれる“液晶テレビ”をはじめ、いくつか家電製品を見てきました。いや~店員の方々、本当に親切で丁寧。そして商品知識豊富です。今日何人かの営業の担当の方とお話をしましたが、中でも液晶担当の方、とてもすばらしかったです。大前提として、豊かな商品知識があって、その上自分の言葉で、商品を形容し、薦めることができる。当たり前といえば当たり前なのですが、ツボを心得ていて、私の無知も含めて、軽ーくいなして、うまく説明してくれました。今日は、まだ買わなかったのですが、今度もう少し勉強してから行って購入しようと思います。そう、他の営業マンも多かれ少なかれそうなので、多分この会社自体が商品の研修をやったり、いろんな形での研修は行っているのでしょう。でも、本当に気持ちよく、いろんなことを知ることができました。
私も営業マンの端くれですから、とても勉強になりました。仲介物件の場合限界はありますが、少しでもお客様のお力になれますように努力していかなくてはと、心新たにしました。
昨日ネットでの動画を使った物件情報提供の話を書きましたが、本当にITってすごいです。「IT革命」という言葉がありますが、一夜にして変わったというわけではないけれど、少しずつ少しずつ私たち生活の中に入って、浸透してきています。私なんて、もうネットに接していないとすこし不安な気持ちになります。まあ、旅行に行っている時はぜんぜん見てませんし、その時はこういう生活もいいなとも思ってはいるのですが・・・。
そう、ネットでの動画配信は実は簡単です。デジタルビデオとパソコン、インターネット環境がそろっていればすぐです。あ、何より必要なのは「意欲」ですけど。でも本当に個人や小さい会社が情報を発信できるという点において本当に革命的です。それに、ITの世界は後発優位性があるから怖いです。先行したつもりでも、後から資本力のあるところが出てきて、攻勢をかけられると小さいところはひとたまりもありません。後からやり始めたほうが、研究もしていますし、設備投資も少なくて済みます(技術革新で、同じ性能だったら安く、同じ値段なら何倍もの性能が手に入ります)。ですから、小さいところが生き残るには、小さいままでなく自分が大きくなりながら先行逃げ切りを追求する。または引き続き小さくニッチに生きるかです。私としては後者の生き方ですね。ネットの世界で言えば、「はてな」のように。
千葉県の「田舎暮らし物件情報サイト」の競争の激しさ故でしょうか。最近、動画を使った物件紹介を行っているサイトが出てきています。かなり前に「ビジネスとしての田舎暮らし物件紹介」というのを書いた時にも思っていたのですが、実際のところ競合が激しいので、そんなに決まる(売れる)ことはありません。労力に見合っているのか少々疑問です。でも、この努力をする姿勢は素晴らしいと思います。私個人の感覚としては、動画は不要だと思っています。何より見るのに時間がかかってしまいますし、所詮は現実に物件を見なくてはならない訳です。それに、私はある情報から先は、現実に見たときの第一印象(感動)を大切にしたいと思っています。良くも悪くも、写真という情報伝達手段でさえ、写真と現物は別物です。撮影者の視点が既に入っています。通信販売で買うようなものではありませんので、物件の資料を見て直感的によさそうと思ったら、ぜひ足を運んで見てください。お客さんご自身の目で見て確かめてください。
先日「愛情の感じられる物件」について書いたのですが、私の知っている業者の話を書きます。
以前私が紹介しておいた物件現地から、彼は私に電話をしてきて興奮気味に言うのです。「すっごくいいじゃん。良くなったね~。これはすぐに売れるよ!」と。まあ、最後の「売れるよ」というのは決して、商売気で言っているのではなく、我々の世界では最大級の賛辞です(と私は思っています)。なかなかうまく伝えられないのですが、現場からすぐに感想を伝えてくれるなど、彼の言動にはいつもその物件に対する愛情が感じられるのです。
逆に彼はあまり関心がないときは、本当に素っ気ないので、こっちが期待をしていると肩すかしにあった気がしてがっかりもするのですが、彼の感覚には一目も二目も置いています。
そして、彼はとっても優秀な営業マンのなのです。実際のところ、彼は大した電話をしたり、自宅に伺ったりという営業活動はほとんどしないのですが、「彼の一番の営業力だな」と思っているのは、彼の物件に対する愛情だろうと私は思っています。
さて、私はと言えば・・・。ポイントは少し違うのですが、私も彼に負けないくらい、物件には愛情を注ぎます。もちろん、気持ちもですが、行動として物件の管理をしたり、売主さんにアドバイスをしたり。そして、大切にしてくれる方に引き継いでもらいたいと思っています。
物件への愛情を持っている営業マンの紹介で物件を買ってください。きっと楽しい田舎物件探しになるでしょうし、幸せな田舎暮らしを実現できるのではないかと思います。「是非私に」と言いたいのですが、「出来れば私に」そのお手伝いをさせていただければ幸いです。
先日もあるお客さんから「田舎でお店をやりたい」とのご相談をいただきました。この場合ポイントになるのは“田舎で”というより“店舗経営”です。田舎での店舗経営と言う場合のほとんどは、第二の人生、趣味の延長としてのお店だったりします。本当に趣味のお店ならいいのですが、生計を立てなくてはならない場合、「趣味の延長」という意識でいては決して経営的にうまくいきません。それに「この物件で、お店をやれますか?」とご相談を受けることがありますが、我々は不動産屋ですから、一般的な(不動産屋としての)感覚としてはいえますが、その道のプロではありませんから、最後のところなんとも言えません。
ここでも、出てくるのは自己責任です。不動産業者が、「喫茶店をやるにはぴったりです」と言っても、お客が入ること、経営が成り立つかは保証してくれません。たとえ以前そこが喫茶店で、かなりはやっていたお店であったとしても、経営者次第と言うこともあります。必ず、自分の目で見て、調べて、その上で判断してください。我々は不動産のプロではあっても、店舗経営のプロではありません。それに店舗経営のプロであったとしても、助言はしてくれても責任はとってくれません。
一つだけ言うと、田舎での店舗経営は地理的に商圏人口が少ないと言う意味で、都心とはずいぶん勝手が違うと思います。ただ、それを逆手にとった都会の客相手という別の商圏もありますし、今はインターネットだってあります。いろんな工夫次第では、田舎での店舗経営は可能なのだろうと思っています。
また私事なのですが、今度引っ越しをするのでそのマンションの確認に行ってきました。新築の部屋に不具合(大きくは窓が開かないとか、小さくは床やクロスの傷など)がないかのチェックをして、住宅の引き渡しまでに修理してもらうわけです。
私は、こんな仕事をしていますから、“アラ”を探すのは簡単です。でも、ほとんど細かいことは言いません。所詮は住宅は使うものなので、必ず傷がついたり、汚れたりする物です。逆に完璧だったら、使うのに気を遣って仕方ありません。ほどほどにきれいに仕上がっていれば良いかなと思っています。
住宅の購入や新築・中古のリフォームでも必ず引き渡し時の物件確認竣工検査と言われるイベントがあります。入念にチェックは必ずやってください。でも、大きな不具合以外は、あまり神経質にならずに軽くこなしましょう。特に田舎暮らしをする際はおおらかな気持ちで、多少のことは目をつむって、施工者との関係を良くしておいた方が得なことが多いと思います。
先日、とある古民家の修理現場に行った時に、建具職人の方とお話しする機会がありました。びっくりしたのですが、住宅の中で一番高価な材木は、建具に使う材だそうです。言われてみれば当然で、わずかな狂いでも立て付けが悪くなるでしょうし、装飾性の高いものならなおさらです。木目、年輪などを厳選して使わないと良い物は出来ません。古民家の話をするときに「今では作れない」と言う類の言葉が良く出ますが、実際のところ「作れない」ではなく「作らない」と言う方が正しいと思います(もちろん、時を経た独特の雰囲気は「作れない」のですが・・・)。作らない理由は、結局のところ金額の問題が一番大きくて、工業製品として大量生産された物の方が早く安く作ることが出来ることに尽きます。でも、長い目で見ると、材料を厳選し、人の手で作った物は永く、愛着をもって使えます。結果として安くなることもあるでしょうし、お金では買えない価値も生まれてくると思います。田舎暮らしの住まいは、そういう建具を使って家を造ってみても良いかもしれません。
それとお話をしていて、危惧するのは、世の中全体の流れがそうなっているのでしょうが、「弟子入りして修行をして職人になる」という就業スタイルが少なくなっていることです。これから10年20年先、古民家、古建具、古道具など、人の手によるものがいっそう希少になっていることでしょう。
私事なのですが、今日新宿のO家具に行ってきました。比較的大きな家具を見たくて行ったのですが、いろいろ驚きました。
(1)まず、すごい人数の営業担当者がいて、お客さん一組には必ず、一人の営業マンがついて案内するのです。今日は日曜日、お客の多い日でしょうから、全員動員してるにせよ、平日はそんなに忙しいはずもないでしょうから、人件費たるや莫大な金額になるはず・・・。店舗も一等地ですし、彼らの扱いの家具は、すごい粗利益がある商品ということになります。
(2)営業マンが私たちの予算を聞かずに、商品の説明をして、彼のお奨めとして「私も使っています」との触れ込みで、そのカテゴリーで1番または2番目に高いものを薦めるのです。我々の商売(不動産業)にかかわらず、商品を検討する第一の機軸は「予算(価格)」です。どんなにいい商品であっても、予算より高いものを薦められても、手が出ないは当然です。それに価格が高ければ、ほぼ安い商品よりも品質的にもいいものに決まっています。それよりも何よりも、お客の希望も聞かず案内しても、それが期待値と違っていれば、お客さんは当然、営業マンまで、時間の無駄となります。まずは、お客の希望、予算を聞いてから案内をする。これがどんな業態でも基本だと思います。特に高額な買い物の場合には・・・。
まぁ、実際は私たちを担当した営業マンの個人的な問題で、他の方は多分そうじゃないでしょうし、私たちとの相性の問題もあると思います。ここに書いた以外でも他にもあったのですが、私としては、自分の仕事に置き換えてみて、いろいろ気を付けなくてはいけないことが多々あると感じました。
今日このブログでもご紹介している物件を案内に行ったのですが、お客さんをご案内する前に、家の雨戸、窓を開けて準備をしていると、庭の伸びた草が気になります。せめて物件の顔である玄関周りだけはと草むしりをやってしまいました。
私の扱っている田舎物件は敷地が広い物件が多く、必然的に草が生えてくるスペースが広いのです。どうしてもこの時期、草の生育がよく物件が草で覆われてしまう傾向にあります。私がやったのはご案内前の20分ほどですが、意外ときれいになるものです。もちろん、丁寧にというわけには行きませんから、小さなものまでは取れませんし、ごくごく一部だけではあるのですが・・・。
不動産も商品です。草むしりに限りませんが、よく管理をしなくてはいけません。売主が個人であれ会社であれ、売り手(住まい手)の愛情が感じられる物件は、売れる(買いたくなる)ものです。
そして、草むしりをした(管理した)後お客さんをご案内すると、私の気持ちまで、少しきれいになっていますから、気持ちよく、自信を持ってご案内できます。これも大事なことだと思います。
私がその通り出来ているかというと自信はないのですが、不動産についての基本的な考え方を書きます。
昨日書いた「瑕疵物件2」にせよ、このブログでなんども出てきているので、お気づきの方もいらっしゃるとも思います。私は「物事をいいほうに捉える」ということと「他の人がどうであれ、自分のことは自分が責任を取る」というスタンスでいます。「人生万事塞翁が馬」であったり、「反面教師」であったり、いろんな言葉があるように、悪いことでもいいほうに捉えることは、事象や他人がどうであれ、自分の意識次第でどうにでもなります。そして、トラブルがあった場合でも、最後は自分の責任として認めて、自分で解決していく。他人を恨んだり、責任を押し付けるよりも、「急がば回れ」大変でも自分で処理していったほうが、自分の人生に得だと思います。
「枝葉に捉われず、幹を見る」「木ではなく森を見る」いい意味で、損得勘定をして、自分の人生にとってどっちが得かを判断していくべきだと思います。私の言う「得」の意味は、金銭的なものではなく、「楽しい」であったり、「幸せ」です。お金はもちろん大切ですが、お金だけでは幸せになることは出来ません。
昨日の「瑕疵物件2」の最後の部分ですが、万一瑕疵物件を買ってしまったとしても、最終的には自分の責任で対処したほうが得だと思います。そのことを悪意でやった売主や仲介業者がいたとして、短期的に金銭的得をしたと思っていても、彼らは間違いなく彼らの人生で損をしています。マイナスの連鎖には決して引きづられない方がいいと思います。
私もこれが出来ているかといえば、少々疑わしい部分があるのは事実です。でも、そうありたいと思っています。私がこの職業を始めて10年、不動産の購入という人生の節目、大きな決断に関わらせて頂いていて思うことは、「人の真価は苦しい時にこそ問われる」ということです。いいときいいのは簡単です。悪いときどう踏ん張るか。事実はどう思っても変わらないのですから、いいほうに捉えて、他人のせいにせず、自分の責任として処理する。そのほうが楽しいですし、幸せへの近道だと私は思っています。

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瑕疵物件の続きです。
しかし、一般に不動産業界用語として言うところの「瑕疵」は「隠れたる瑕疵」を意味します。一般的な意味で、わかっている(明らかな)瑕疵は「重要事項説明」なり、「物件状況説明書」などの書面に記載し、売主買主双方で確認します(了承の上で「現状有姿」で買うわけです)。ところが、隠れたる瑕疵の場合、瑕疵があることがわからない(知らない)まま、取引(売買)が行われるので、もし購入した物件がそれに当たってしまったら大問題となります。
民法上、瑕疵担保責任は「瑕疵を知った日から1年」の間、瑕疵担保責任を負うものとされています。ただし、個人が売主の場合は、当事者の合意により、「瑕疵担保責任を負わない」旨の特約が可能です(最近は、個人との契約は瑕疵担保期間を「2ヶ月」とする場合が多いです)。不動産業者が売主の場合は、宅地建物取引業法によって、「瑕疵は必ず最低2年間以上、担保しなくてはならない」と定められていますし、売主が会社(「事業者」という表現がされており、会社に限らず、個人事業であっても、)ならば消費者契約法の絡みもあって、一定の制約(一説によると最低2ヶ月、おそらく1年前後)がかけられますので、担保期間は短いとしても、“瑕疵担保を負わない”との規定は原則無効となるはずですから、事業者との取引は比較的安心といえるでしょう。
万一、購入した物件が、「(隠れたる)瑕疵物件」だった場合の対応ですが、ポイントがあります。(1)売買の仲介業者を通す=感情論にならないようにワンクッションおきましょう。そして、専門的かつ第三者(仲介業者)が間入ることが必要です。(2)売主はもちろん仲介業者を追い詰めすぎない。=売主に起因する瑕疵でない限り、売主も被害者であるケースがほとんどですし、そして仲介業者も同様です。(3)瑕疵の修補を目的とする。=(2)を前提にして、損害賠償請求は行わない。過度な要求だと、逃げざるを得ません。
瑕疵については、知っていて知らないふりをすることは論外にしても、意外と関係者みんなが被害ですから、穏便に済ませることです。そして、それでも解決できない場合、あきらめることも肝心です。運が悪かったと思って、自分の責任で対処する。割に合わない貧乏くじを引いたようですが、そこに拘泥するより、また新しい生活を作っていくしか選択肢はないのですから。

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先日書いた「訳あり物件」についで検索キーワードとして上位に出てくるキーワードが「瑕疵物件」です。最近大きく取り上げられた「悪徳リフォーム」も関係あるかもしれません。私の知っている工事業者と「よくあんなことして普通に生活できるね。同じ業界(同業者といえるかは別にして・・・)にいて恥ずかしいよ・・・」と言った話をしていました。その方は私がとっても信頼している業者さんですし、仕事の受注の状況(紹介が多いのです)からもそのことは推測できます。
私が基本的に思っているのは、“自分の良心に反しない仕事”です。正直、仕事をしているのですから、当然利益は必要です。でもそれは人をだます事で得られるものではなく、満足していただいく事によって得られる利益です。実際のところ、なかなか全ての仕事に“満足していただいている”と言い切れる自信はないのですが(というより、至らない点は多々あるかと思います)、少なくとも私はそのつもりでやっていますし、そうでなければこの仕事は楽しくないし、やる意義がないと思っています。
さて「瑕疵物件」の本題に入ります。大辞泉によると「瑕疵」とは、(1)きず。欠点。また、過失。(2)法律上、なんらかの欠点や欠陥のあること。とあります。以前少し書いた「瑕疵物件」は、この辞書の意味どおり、きず・欠陥があるとわかっている物件のことです。こういった物件の購入は、自己責任の範疇でやっていただければ、一向に問題ありません。私自身としては、こういうものはどちらかといえば好きです。問題の所在がわかっていて、解決する方法を考える。これは経験、直感、ノウハウのいる作業でです。もちろんリスクもありますが、だからこそ面白い。これは私が業として不動産をやっているからであって、素人のお客さんにはお奨めできません。
長くなったので、続きは次回にさせてください。

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千葉県の紹介をするときに多く出てくる“温暖な気候に恵まれ”と言うフレーズですが、実際はどうなのでしょうか。気象データーを分析すれば、もう少し具体的な裏付けになるかと思いますが、私の個人的な感覚も含めて言うと、「東京より冬は寒く、夏は涼しい」と思います。単純に気温ではなく、精神的なことも含めた体感温度は、これで間違いないと私は思います。
話は少し飛ぶのですが、“夏の怪談”。怖い話を聞いて、「ゾクッ」「ひゃー」っとなって涼しくなるとぴうことらしいですが、たぶん人の心理というものは体に影響があって、感じるだけでなく、体温も実際に下がったりするのかもしれません。
元に戻って、私は千葉県の夏は好きです。魚介類は好きなのに、あまりというかほとんど海に入ることはないですが、スコーンと晴れた青い空、里山に広がる濃淡とりどりの緑たち、明るい雰囲気に包まれ、とっても心が洗われます。
たぶん、千葉で田舎暮らしをとお考えの方の多くも同じように思われているのではないでしょうか。まだ、千葉の夏を体験されていない方、是非足をお運びください。一遍に千葉の魅力に虜になります!

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今日、マイクロソフトOfficeを買いました。パーソナルで4万円強。はっきり言って高いと思うのですが、私が使うのなら何でもいいのですが、教えなくてはいけないことを考えると、結局はオーソドックスなMS Officeにするのが一番だと判断しました。私個人としてはソースネクストさんの『スタースイート 7』を使ってみたいです。なんと言っても値段の安さが魅力です。まあ、それでも昔ロータスがバンドルソフトで入っていたのにぜんぜん使わなかったことを考えると、ちゃんと使うのかわかりませんが・・・。
ソースネクストはMS Office互換ソフトだけでなく、1980円でいろんなソフトを販売しています。機能的には何倍もするソフトがたくさん揃っているので、ついつい買っています。会社を作ったとき7種類ぐらい買いました。日常的に使ってるのは2、3個ですが、今まではなかなか高価なので、手を出せなかったようなソフトを気軽に自分で使って評価できます。今はPCなしには仕事が成り立たないくらいPCに依存していますが、それでも使っているのは本当にPCが持っている機能の10%に満たないのだと思います。ソースネクストさんがんばって!私もいろいろ試してPCの能力をフルに使うよう頑張ろうっと。

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