2005年12月アーカイブ

今年は会社の退職と会社設立という私の職業人生のメルクマールになった年でした。自分の思うように(考えるように)仕事を組み立てたいという意識は以前からありましたが、自分で会社をやろうと考え出したのはいつからだったのでしょうか。いや、前から考えてはいたのが、やっと“やる勇気”を持てたと言うべきかもしれません。
なんにしろ今年が終わります。多くの方々のおかげでなんとかがんばってこれました。会社勤めをしているときは当然に思っていたいろいろな仕組み(システム)は、いろんな人(上司や先輩、同僚たち)のおかげで保たれていたんだと改めて思い知らされました。自分で会社をやることは、些細なことから大きな決断まで、本当に一から十まで自分でやらなくてはならないこと、いろいろ思い知らされましたし、多くの発見・気付きがありました。「一から十まで自分で」とは言っても、実際は多くの人の関係の中で、教えていただき、助けられてなんとかやってこれたというのが実感です。来年も精一杯努力していきますので、よろしくお願いします。
皆様、良いお年をお過ごしください。
景気回復もあって、来年以降税金をはじめ各種社会保障費も上がって、国民は大幅な負担増となることがほぼ決定済です。不動産の分野でも、建物の登録免許税減税や住宅ローン減税などが一部廃止され、住宅取得にかかる負担増となります。
私が以前から思っていたことなのですが、「住宅」と言う生活に必要なものを取得するのになぜ消費税をかけなくてはならないのか。そして、その負担は、建物価格2000万円に対して100万円もかかるわけです。多くの方は25年以上という長期の住宅ローンでお金を借りて支払するわけですから、100万円の金利を入れれば、実際には1.5倍から2倍近くも支払うことになっているわけです。
そもそも建物は消費するものなのか(消費してしまっていいものなのか)と言う疑問もありますが、自己居住用の住宅への消費課税は免税、少なくとも減税してもいいのではないでしょうか。課税段階では自己居住用かはわからないので、確定申告による還付でもいいと思います。自己居住用の住宅かどうか=免税or減税の対象であるかが個人の確定申告を待たなくては判定が出来ない点や一旦は消費税を負担しなくてはならないことなど、実務上は多くの問題があるとは思います。それでも現在の不動産取得税のように取得後に課税を行う(これも問題ありますが)など方法はいくらでも考えられるでしょう。
景気浮揚のためなのではなく、「人が人らしく暮らす」という当たり前なことを実現するために、ぜひ実行してもらいたいものです。
ついでですが、私は食料品の非課税等低所得者への一定の配慮や税の効率利用、官のスリム化等が進むという条件付ですが、消費税増税には基本的に賛成です。
たまたま岬町の物件は購入しましたが、弊社は基本的に仲介業者です。あまり仲介物件の数は載せていませんが、今でも千葉県の物件のほとんどは仲介可能です。もちろん物件もよく見に行っていますので、物件探しのお手伝いをさせていただければ幸いです。
他の業者のように物件をホームページ上に出していない理由ですが、不動産業者みんなが同じ物件をインターネットというツールを使って掲載している現状の中では、物件情報だけでは差別化できないと考えているからです。都会にいて、お客さんの相談に乗って物件探しのお手伝いをしていきたいと考えています。千葉県の主要な田舎暮らしサイトに掲載されている物件についてはほぼ全て弊社でも仲介が可能です(物件の写真取りがメインの仕事ではないと思っています)。
今日、いすみ市(私が気づかないうちにいつの間にか「いすみ市」になっていました・・・)岬町椎木の物件を見に行ってきました。まだ工事が終わっていないので、改めてのご紹介は来年になるかと思いますが、かなりいい出来です。一緒に見に行った方からは「“やりすぎ”じゃないの…」と厳しい意見をいただきました。でも、以前書いたようにこれが私の性分なので仕方ありません。私が納得できるものに仕上げて、金額は大きかろうと質との比較をしていただいていい買い物だったとお客さんが納得できるようにしたいと思っています。改修の場合、どうしても新築に比べると、改修コストの読みが難しく、当初の計画よりも経費がかかってしまいます。先日お渡しした古民家は、最終的に当初の1.5倍近くかかってしまいました。当然、値付けはかけたコストによってのみ決まるのはなく、市場との兼ね合いで決まってきますから、利益は半減・・・。でも、お客さんにはかなり気に入っていただきましたから、私としては大満足です。私がこの仕事をやるからには、プライドを持ってやって行きたいと思っていますので、これは仕方がないことでしょう。「人はパンのみで生きるにあらず」です。
あ、そういうわけで、岬町お奨めの物件になっていますので、ご期待ください
何度もお伝えしている千葉県山武郡九十九里町の売地の改修プランが大体まとまりました。東京青山の設計事務所の先生との協業で練り上げたので、かなり良いものになりそうです。売主は改修後に売り出し予定ですが、今であれば変更も可能です。間取りを明日にでも追加しておきますので、ご興味のある方はごらんいただければ幸いです。
昨日kakaku.comを書いたら、kakaku.comも万能じゃないことが判明。昨日の日経新聞朝刊に「家電量販店の折り込みチラシの掲載価格と店頭実売価格の乖離」についての記事があって、チラシを見ていても、本当の価格がわからないらしいです。確かに、現物を確認したいものもあるし、説明してもらって買える物もあるから、やっぱり中間業者は必要ですね。
まあそれでも、住宅関係のものは額が張りますから、同じ割引率でも安く買えればかなりお得。カーサナビ 建材・住宅設備モールをご紹介します。ここでは、建材・住宅設備を安く手に入れられます(入れられるものもあります)。リフォームの際には利用してみてはいかがでしょうか。また、サイト内には、「施主支給のやり方 ショールームの便利な使い方」というコーナーもあります。参考にしてください。
昨日、「KEYUCA-ケユカ」のご紹介をしましたが、住宅関連のものを安く買うこつについて。
ケユカは海外から直接輸入して、縫製を行うオリジナル商品がメインです。大手のメーカーでも輸入カーテンは結構高くて、家一軒コーディネートすると、目が飛び出ます(私の金銭感覚だと・・・)。それに比べると、ケユカでは、安く、品が良いものが手に入れられます。
それでも、大手メーカーの普及ラインと比べると価格は高めです。既成のカーテンという手もありますが、オーダーのカーテンでもうまく買えば大差はないので、是非オーダーしてください。そして、出来る限り好みのものを安く買う工夫をしましょう。販売店の営業妨害をしているわけではないのですが、
1.まずメーカーのショールームに行って、好みのカーテンを探す。
2.その上でネット検索を駆使して、安い販売店を探す。
3-1.サイズを自分で測って、取り付けもすれば、激安で手に入ります。
3-2.サイズも計ってもらって、取り付けも依頼したい場合、少し高くなりますが、かなり安くなります。
私の知っている店で、安いのは3-1の通販タイプは「ビルドアトリエ」、取り付けをしてもらえるのは「カーテンココ」。良かったら参考にしてください。
あ、これらのことは「照明」についてもいえることです。家電量販店に行っても、展示されている種類は大したこともないし、意外に値引きしていません。ネット通販ならば、4割5割引は当たり前です。それにメーカーのショールームは展示数も多いし、ショールームの担当者は自分の会社の商品を良く知っていますので、的確なアドバイスをもらえます。
ものを安く買うにはショールームとネットの活用しましょう!あ、家電も量販店で調べて、kakaku.comで調べて買うと、これもお得です…。
物件の売却に当たって当然の事ながら売り出し価格を決めなくてはなりません。基本的に私の値付けに対する考え方は、私の相場観からみた査定額の上下10%に収まるようにお願いしています。ある価格に決まって売り出しにかけて、3ヶ月程度売れない場合には、次の対策が必要になります。
一番簡単なのが「値下げ」です。不動産も需要と供給の関係で決まる市場商品ですから、値段を下げれば必ず需要があります。仲介物件の場合は、この方法がとられることがほとんどでしょう。
でも、売主が資力がある場合には値下げではなく、物件に手を入れて付加価値を付けるという選択を提案することあります。これには費用を伴いますから、実質的には値下げと変わらないのですが、物件が荒れていて現況で売りにくい=魅力的な商品になっていないケースでは、効果的です。私の(会社ですが)所有物件の場合はほとんど付加価値という選択をします。「手をかけたもの、いいもの、大事にしているものは必ず売れる」というのが私の信じるところです。
さて、岬町の物件ですが、現在外壁をやり直し、カーテン等を入れる工事を行っています。かなり費用もかかったし、よりいい物件に仕上がったことでしょう。来週確認に行きますが楽しみです。販売は、来年からを予定しています。
引っ越しをしてから約3ヶ月が過ぎようというのに、やっとのことで先日私の自宅にカーテンを取り付けられました。散々悩んで決めただけあって、イメージ通りのいい感じになりました。昨日『チルチンびと』のことを書いたのですが、素材はポリエステル・・・。でも、自分たちで洗えるってことは結構大事です。
そのカーテンを買ったお店のご紹介です。「ケユカ」私が行ったのは吉祥寺店なのですが、いくつか店舗があります。カーテン以外にも家具、食器等の雑貨も扱っています。全体として、雰囲気のある(女性好みかもしれません)センスのいいお店です。お引っ越しの際には、ご検討ください。店員さんもみなさんとても親切ですし、この仕事を好きなのが感じられてとても気持ちがいいです。
田舎暮らしをお考えの方なら、ほとんどの方が知っているのではないかと思いますが、風土社の発行する『チルチンびと』。「住まいは、生き方」と題し、自然派の住まい、住まい方(こんなアバウトな紹介ですが、内容、扱っている分野はもっと深く広いです)を紹介する季刊の雑誌です。世の中に建築雑誌はあふれていますが、これほど地球に優しい、人に優しい暮らしを考えている方にぴったりする雑誌はないと思います。
私は、毎回必ず買っているわけではないのですが、気になる特集は必ず手に入れています。なかなか、自然素材だけで家を造ったりは出来ませんが、ポイントポイントでヒントがあるので、いろいろ参考にさせていただいています。この本で紹介されているような暮らしをされている方、また、こんな本を作っている方は幸せだなあと思います。本当にうらやましい限りです。いつか私も自然素材の家を建ててみたいですね。
もし田舎暮らしをお考えの方で、手に取ったことがない方がいらしたら必見です。もし、購読したいとお考えの方は、直接風土社にお申し込みすると、風土社にとってありがたいと思います。ただ、定期購読(9800円未満)以外は送料ががかるので、試しで一冊読んでみたいという方は、他の本と一緒にAmazon.co.jpあたりで2500円以上送料無料で購入したほうがお得です。
「田舎暮らし」で実現したいアイテムとして、かなり上位に来るのが「暖炉」です。先日物件をお引渡しをしたお客様もいずれ暖炉をとお考えでした。田舎だと周囲を気にしないで煙突を立てられるし、何より田舎暮らしに暖炉は良く似合います。
でも意外に暖炉は大変です。まず何より、本体費および設置工事費(煙突代を含む)が高い。新築の場合問題はないのですが、後付となると、どこに煙突を出すか、屋根に持っていった際の雨仕舞いは万全か、煙突のすす掃除等管理をきちんとできるか・・・などなど。
それでもそういったことを皆さん承知の上で「暖炉」を実現する方が多くいらっしゃいます。家の中で火が燃えている。それもガスの火ではなく自然の火。暖を取るだけでなく、火の持つなんともいえない魔力が人を魅了してやまないのでしょう。私も暖炉がある家に行った時は、ただただ火の番をしていました。不思議と会話が弾み、お酒が進む。動物は火を恐れ、火を使い生き物は人間だけです。もしかすると火を使うことが、人間が人間であり得る所以(大げさです)なのかもしれません。
暖炉は多くの種類があります。使う使わないも含めて、大きな買い物です。いろんな本やお店を見て、慎重に選びましょう。特に中古物件に導入する場合は、一番安いストーブを買ってみて、使用頻度やどれだけ手間がかかるか試してみるのも手かもしれません。
あまり一般的ではないのですが、私が見つけたドイツ製の「ボラヤン木屑ストーブ」を紹介しておきます。燃焼効率が良く、暖かいそうです。材木店、建築会社、製材所などで簡単に手に入る廃材木材、木工廃材を燃料に出来ますので、いいかもしれません。
今日の新聞一面を見たらでかでかと書いてあった「みずほ証券が新規上場株を誤発注し、損失270億円超」というニュース。私は株式の売買システムは全然知らないので、なぜこんな事態が起こるのかがわかりません。発行済み株式の40倍もの株を売ってしまって、買う方も買う方ですが、売買が成立してしまう。これは一人の社員が端末をいじれば出来てしまう。この事件はあくまで、誤発注なのでしょうが、証券会社の社員が悪意を持って、会社に損失を与え、市場の混乱を招くことが出来てしまうシステムで、日本経済の要である東京証券取引所のシステムが成り立っている。この事件の真相は、東証、みずほ証券ともに、チェック機能が働かないシステムだったということでしょう。だって不動産の場合100区画しかない分譲地を4000区画売っちゃうなんて不可能です。
耐震偽造もそうですし、経済の根幹である「市場」であるとか、人間の生活の根幹である「住まい」は、何重にもチェックが働き、過ちがないシステムにしなくてはならないと改めて思いました。
以前、新宿のO家具新宿店について書いたのですが、TV台とチェストを買おうと思って、この間O家具の吉祥寺店に行ってきました。この間さんざん文句を書いたのに、正反対のことを書きます。
応対していただいたのが、年の頃30手前のNさん。応対がとても丁寧かつ親切、そして商品の事をジャンルを問わずよく知っている。ホントO家具を見る目が180度変わりました。もちろん、担当の方とお客との相性というのもあると思いますが、私が一番、Nさんが素晴らしい営業だと思ったのは、家具に対する深い愛情・関心が感じられ、その家具を売ると言う仕事に誇りを持っていると感じられた事です。
O家具の経営方針とか、企業風土がどうかももありますけど、人(各個人)次第だなと思いました。O家具も多店舗展開で、よい人材の確保に苦労していると聞きますが、家具業界ではもっとも成功している会社の一つなのですから、実際はNさんのような方が多いのかもしれないですね。
すみません、さんざん批判したのですが、お引っ越しで家具を買うことがあったらO家具も一度は見てみて損はなさそうです。それに、O家具は家具の「最低価格保証」をやっているそうです。他店で見て、同じ物が安いかったらそれよりは安くしていただけるそうです。
このブログでいろいろと行政への不満を書いていますが、行政というシステムというものはやはりすごくて、どこでも一応のルールにのっとって動いています。当然といえば当然なのですが、一定のレベルに保たれています。それは誰かが要諦を締めている黒幕というか、実務も政治判断も出来る能吏がいて、私なんかが文句を言ったところで、コテンパンにやられることも多々あります。
でも、窓口に出てくる方の全般的な傾向として、責任逃れというか、当事者意識が欠如していたり、官尊民卑な所はあるかと思います。そういう方と話していると、こちらもいらついてしまったり、不愉快な気分に成ります。まあ、気分は仕事ですから極力抑えるようにしているのですが、目的を達せられないとき(通常役所には調査に行きますから、回答が得られないとき)ついつい大きな声が出てしまったりすることもあります。ある時気がついたのですが、役所の方というのは大きな声を出すと、急に態度が変わってよーっく動いてくれます。
大阪のある市に調査に行ったとき、5カ所くらいの部署をたらい回しにされて、結局最初の部署に戻ってしまい、さすがに東京から来てるし、目的を達してないことはもちろん、対応にえらく腹がたったので、窓口の人を怒鳴りつけて、奥の上司らしき人をじっとにらんで・・・。こっちだってせっぱ詰まってます。そしたら、窓口の人が奥に行って相談してきて、各課を回って調査して、答えが出たわけです。これ本当に急にです。このとき気がついたのは、市役所にとって一番いやなことはトラブルなんだなということです。トラブルの当事者になりたくないのはもちろん、端(これも役所の人という内輪)から見られるのがいやなんでしょうね。らちがあかないとき、本気ではないのですが、大きな声を出すことにしています。あ、これはあまり真似しないほうがいいです。クレームのポイントは押さえてください。大事(おおごと)にしてはいけないこともありますし、ずれたところでやると逆襲されます(笑)。あと、脅してる訳ではないので、対応に対して起こってください。
それともう一つ、らちがあかないときの対応の仕方があります。「あなたじゃ話にならないから、上司を呼んで」これも効きます。私もサラリーマンをやってましたから、これほど嫌な言葉はないですね。本当に自分で解決できないことならまだしも、本当は自分で解決できることなら、上司を呼ぶ=評価ダウンです。
まぁ、いろいろと書きましたが、今回書こうとしたのは「行政は本当は優秀なシステムだし、優秀な人もたくさんいる」と言うことです。出来れば、声を荒げたりする前に快い対応をしていただいて、顧客満足度を高めてほしいものです。
田舎暮らし実践者、希望者は、退職後や退職を控えた熟年層が圧倒的に多いです。その最大の理由は、仕事(=経済的な理由)だと思います。正直言って、田舎に行けば行くほど、都会でイメージしている「仕事」は少なくなるのは、間違いない。でも、人がいるところならば、何かしら仕事があるはずです。それこそ、田舎暮らし向けの不動産の紹介だって出来るかもしれません(宅建の資格は必要ですね・・・)。ネット環境が良ければ、スカイプを使ってweb制作の仕事やネット上の商店街やgoogleのアドワーズ広告を使って通信販売だって出来なくはありません。それに、地元でも職を選ばなければ、何らかの仕事があるはずです。田舎では車で30分も走れば、結構な距離を移動できます。
そういった点で言えば、千葉県は恵まれています。南房総まで行ってしまうと少し厳しいかもしれませんが、成田空港もあるしあちこちに工業団地もありますし。また、千葉市まで一時間圏のなかで探せば、結構選択枝もあります。
都会の暮らしも田舎の暮らしもそれぞれ、いいところ悪いところがあります。都会で考える仕事がなくても、田舎では豊かな自然があり、豊かな暮らしがあります。両方のいい所ばかりを見て、田舎での暮らしを考えないで、都会の暮らしから頭を切り替て、田舎で都会と違った暮らし方を楽しむ生活をすればいいわけです。その中で、仕事の位置づけも変わってくるでしょう。
割合としては少なくとも、仕事をしながら田舎暮らしを楽しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。移住が先か、仕事が先かという問題もありますが、為せば成る。田舎に移住して、仕事を探してみてはいかがでしょう。
以前、田舎暮らしには「平家建てがいい」と書きましたが、私のお世話になった方からご意見をいただきました。
「田舎に住むと何でも車に頼ってしまい、都会よりずっと運動不足になりがち。その解消に“階段を登らざるを得ない”ことがとても役に立つ。いつまでも階段登れるような体力を維持することも大切。普通の人なら、せめて80歳ぐらいまでは階段を上り下りしたいものです」
確かに、いま社会全体がユニバーサルデザインとやらで、子供、高齢者、障害者等いわゆる“弱者(この表現が正しいかはわかりませんが)”はもちろん、誰にでも使えると言う視点で、ありとあらゆるものが“人に優しく”出来ています。このことはとてもいいことなのは間違いない。でもそれが“普通の人”を甘やかしてしまっている面もあるというのも確かだと思います。
しんどくても、億劫でもやらなくては生活できない。意思は弱いものです。「健康のため」といった動機付け以前の問題として、「せざるを得ない」わけですから、2階建てもいいかもしれません。ただ、歳はこることこそあれ、若返ることはない。体力も衰える一方です。住まい選びには大きな支出を伴います。答えは人それぞれ違います。だからこそ、今だけでなく将来のことも考えて、選択していっていただけたらと思います。

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