2006年10月アーカイブ

ボロス島なかなか進まない旅行報告・・・。ギリシャでは憧れのエーゲ海クルーズ。アテネを出港してポロス島、イドラ島、エギナ島の3島を訪ねました。
この日は天気もよく、まさに青い空に白い家というエーゲ海のイメージそのままの景色を見ることが出来ました。私はえらく船酔いをするので、朝酔い止めを飲んで出かけたのですが、そのせいか最初のボロス島までは起きてるのに目が開かない状態で、ただでさえ細い目がもっと細くなって、頭もぼーっとするし大変でした。そのおかげイドラ島で上陸後はかなり元気になって、各島てくてく歩いて観光できました。ボロス島は海を眺める灯台、イドラ島は観光ロバがある以外は特別何かあるわけではないのですが、青い海と空、白の町並み、それだけで本当に素晴らしい。空気も澄んでいるので、とても気持ちが良かったです。アフェア神殿エギナ島では港からバスで30分くらいのアフェア神殿に行きました。この神殿は紀元前6~5世紀と古い時代に作られたわりに状態がよいとのこと。小高い丘の上にあって神聖な空気が漂う。景色も素晴らしい。周囲は松林が広がるが、発見された時はうっそうとした森に囲まれていたらしい。土中に埋まっていたなら発見もわかるが、島の住人や主が代わるたびに忘れられていったのでしょうか(2600年という月日のせい!?)。エギナ島を出港して、海に沈む夕日のショーを見ながらアテネへの帰路に着きました。
のんびり海を見ながらクルーズなんて人生で初めての経験でした。薬のおかげもあってか船酔いもせず、ちょこっとでしたがエーゲ海を十分楽しめました。
先日、友人の会社の社員と話をしていたら、「なぜ勤めを辞めて、自分で会社を作ったのか」そんな話になりました。自分でもそんなに明確ではないのですが、単純に「自分のやりたいことを自由にやりたかったから」なのだと思います。こんなブログを書くことですら、一定規模以上の組織では大変でしょう。今はほとんど会社=「清沢個人」です。勿論いろんなことが自由になるという反面、大変なこともたくさんありますが、自分で会社を作ったことは本当に良かったなあと思っています。
さて、私は自由になにをやりたかったのか。それを改めて問われると、意外と答えに詰まったのですが、よーく考えてみると「いい家を作りたい」という気持ちが一番強かったのかなと思います。「自分で会社をやって成功したい(名誉も金も)」というのもなくはないのですが、生活は世間一般にみて中の上くらいの生活が出来れば十分です。とても抽象的ですが、欲しいのは「やりがい」みたいなもの。社会的にも有意義で価値のある仕事をしたいと。そしてその中で、私のやりたいこと、やれることといえば「いい家をつくる」ことです。先日紹介した千葉市越智町の新築住宅は、私の理想の家でもあります。実際は予算の制約もありますし、他の共同事業者の意見も踏まえて、現実的な線で収まった部分もあります。でも、仕上がりは胸を張って「いいものが出来ました」と言えます。これからもいい家を作り続けて行きたいと思います。
今度、私なりの「いい家」「いいものの」の定義を書いてみたいと思います(旅行報告終了した後に・・・)。
海外旅行の報告しか書いていないのですが、2週間もあけているといろいろやらなくてはいけないことが多くて、処理し切れていません。千葉田舎暮らし.netもほっときっぱなしになってしまって、申し訳ありません。。。来週には整理したいと思っています。
ガラクタ市アテネは歴史が深い町なので遺跡めぐりだけでなく、街並みを見ながらただぶらぶら散歩するだけでも楽しい町です。たまたまで出会った広場で催されていたガラクタ市とその周りの家具店街はとても面白かったです。いつのものかわからない食器類、雑誌、動かない時計いろいろ並んでました。全てに一応値段が付いてる(相手を見ながらその場で決めてるのかもしれませんが)のでしょうが、それが正当な値付けのか皆目見当がつかず、見る目があれかせめて言葉がわかればもっと楽しいだろうにと少し残念でした。周りの家具店はアンティークを置いてあるところが多く、家具店店先で修理をしています。素人目にもかなり良さそうなものがたくさんあって、あれこれ見ながら「これをあの物件(千葉)に持って行ったら似合うかな」とか想像するのも楽しかったです。
町の人も陽気で親切、食事も構えずにおいしく食べることが出来ました。今回の旅でギリシアは唯一イスラム圏ではないので、「豚」が出るのはここだけ。特別に豚が好きということはないのですが、普通に食べているものが出ないのは違和感があります。海外に行くとパン食なのでハムが欲しい。でも豚は禁断なので、魚肉や牛・羊肉?のハムでしたし・・・。なんとなく豚が食べれるのは奇妙な安心感でした。
街の中にいくつもの教会がありますが、いつも見慣れない+の形(縦と横が同じ長さ)の十字架。ギリシャは私たちが通常接するカトリック等の西方教会ではなく、東方正教会。教会にはイコンが描かれ、ずいぶん様式を異にしています。アテネの町こう見ると宗教はたくさんあって複雑なものだなあと思います。もともとは自然崇拝から多神教になって、キリスト教になった。そのキリスト教というのも西方、東正教会があって、さらにその中でもたくさんに分かれてる。私の知識で書いても収拾つかないのですが、街中の教会を見、欧米(イスラムはもっとですが)生活の中に、具体的な神の姿が存在しているのだということです。私たち日本人の生活の中で(少なくとも私は)、具体的な神は存在しないと思います。日々の生活の中の小さなものや事柄に神が宿り、また季節のイベントとして、お正月やお盆、クリスマスに様々な神仏が生活に姿を現す。それは具体的な神ではなく、“神”という抽象的な存在として。
パルテノン神殿憧れのギリシャにも行ってきました(喜)!アテネ空港からバスで市内に向かうと、ざーざー降りの雨。エジプトでは雨の心配が全くなかったのに、ずいぶんと気候が違います。でも、アクロポリスの丘に着く頃にはやんで(この雨が旅行中唯一の雨でした)、気分良く見学できました。私は遺跡やら社寺、遺構を見るときはその時代に想いを馳せて、ボーっと見ているのが好きなのですが、今回は団体旅行だったので、あまり時間がなく、ささーっと見ることになりました。エレクテイオンそれでもパルテノン神殿、エレクテイオン、アテナ・ニケ神殿等々、十二分に堪能しました。圧倒的な存在感で丘の上に聳えるその姿は、建設後2500年近く経過し一部が壊れながらも、今なお力強く美しさは色あせていません。この神殿を作った当時の人々や、受継ぎ守ってきた人々の労力やその想いを想像するだけで、神殿を含めた領域が神聖なものに感じられます。

さっき、記事を投稿したら、サーバーエラーで書いた記事が復帰できなくて、再度書いてます・・・。こいうとき、保存していないって悲しいですね。気を取り直して書いたのですが、アテネの後半はまた明日!
旅行から帰ってきてから、今日で3日目の夜というか朝なのに、時差ぼけが直りません。もうすぐ5時だというのに眠れない・・・。仕方がないので、ブログを書いてます。時間が戻って、一日が長くなる西行き(日本→エジプト)はすぐ体が慣れるのですが、戻り(エジプト→日本)はななか。あまり気にしないようにしないと、眠れないということ自体がストレスになって、さらに眠れないという悪循環に陥ってしまいますからね~。こういうときは強制的に仕事をするのが一番です。さて明日(今日)からガンバリましょう!
ナイルとカイロタワーさて昨日に引き続き、当サイト趣旨とは直接関係のない私個人の旅行の報告です。この私個人のキャラクターを知っていただければ、幸いかなと思います。
エジプト市街を歩きましたが、びっくりするのは車、数が多いのと、車が古いのと。中でも白と黒に塗られたタクシーの数、古さは飛びぬけてます。こんな古い車がお客を乗せて走っていいの?と疑いたくなるほどです。実際道の片隅で停まっている故障車はほとんどがタクシー!?車が古くて乗り心地が悪いだけならいいでしょうが、黒い排気ガスを出していて、空気汚染が気になりました。そして歩いていると、流しのタクシーがひっきりなしに「乗らない?」と声をかけてきます。私は乗る気がないものだから、ちょっと迷惑でした。でも人々は陽気で明るく、憎めない印象です。
そうそう、エジプトの住宅事情というかガイドさんから聞いたエジプトの住宅について。町のあちこちに柱の上に鉄筋がむき出しになった建築中の住宅がある!と思ったら、違うんです。エジプトでは住宅ローンという制度が整備されておらず、ある程度まとまったお金が出来たら、1階、2階と造るそうです。次にお金が貯まった時上に伸ばす(増築する)ために、屋上の柱に鉄筋が残っているのだそうです。ほとんど地震がなく、雨が降らない国ならではです。構造計算なんてほとんどされてないのでしょうね・・・。
たった2日しか滞在だったので、ほんの一部も一部しか見ていないので、雨の少ない国らしく、町も空気もなんとなく砂色に支配されていて、緑豊かな日本は恵まれているなぁと思いました。あ、写真は母なるナイルとカイロタワーです。川のそばは緑いっぱいです。
先週、先々週とお休みを頂き、旅行に行っていました。行き先は、エジプト、ギリシャ、トルコです。13日間で3ヶ国行ったので、少しずつブログで紹介しようと思います。まぁ、田舎暮らしにはあんまり関係ない(全く!?)かもしれないですが、千葉で田舎暮らしすれば、成田空港に近い(所もある)ので、“定年後は田舎暮らしで旅行三昧”ということで、少しだけ関連付けてみてください・・・。
ピラミッドさて、エジプトと言えばピラミッド!そしてツタンカーメンです!!ともに憧れていたので、感動のご対面でした。いやー本当にピラミッド(クフ王の)って大きいんですね。頭でなんとなく知っていたイメージの1.5倍くらいはある感じでした。それと、思いのほか尖がっているんです。私の写真でもそうなのですが、広角レンズで撮るとつぶれてしまって、低く見えてしまうのですが、ピラミッドの勾配はかなり急です。題名も忘れてしまったのですが、15年くらい昔見た映画でピラミッドに上るシーンがあって、私もぜひ登りたいと思っていましたが、ちょっとしんどくて無理そう(今は規制されていて登れませんが・・・)。
ところがピラミッドの大きさに反比例してというか、スフィンクスは意外や意外小さいんですね。写真で見ると、スフィンクスが手前にいて、奥にピラミッドが写っているので、大きく見えるのでした。スフィンクス不思議な感覚だと思うのが、スフィンクスの顔(に限りませんが)はファラオの顔をモデルにしていることです。自分のお墓を守るのになぜ自分?なのでしょう。それと、想像と違っていたのは、周囲に何もない砂漠の中にピラミッドがあるのかと思っていたら、町が近くにあったのには、少しびっくりしました。
考古学博物館そして、エジプト考古学博物館に収められているツタンカーメンの黄金のマスク。これはもう見たくて見たくていたものだったので、ご対面は大感動しました。一気に見るのが惜しくて他のものからそろーり目を移してから、じーっくり見ました。本当に美しく、その存在感に圧倒されました!博物館2階のほとんどがツタンカーメンの墳墓の埋蔵品とのことですが、他の偉大なファラオに比べれば、墓の規模も埋蔵品も多いほうではないらしく、他の墓が盗掘されていなければ、何倍ものコレクションになったとのことで、これまたびっくり。
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ちょこっとだけ書いてみてますが、書き出すときりがないので、エジプト遺跡の報告はこのくらいにします。明日はエジプト(カイロ)の感想についてを書きます。

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