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去年の7月に5年にわたるゼロ金利が解除され、利上げが行われました。追加利上げは、実行されませんでしたが、今月利上げが行われると報道がされています。今月か否かは別にしても、利上げは時間の問題なのは間違いありません。住宅ローン金利も上昇傾向でしょう。私が不動産業界に就職した1995年は金融公庫の貸し出し金利は4%前後(それでも史上最低金利を更新してました・・・)でしたから、最近の低金利は異常な事態で、正常な状態へ戻すということなのでしょう。でも、これだけ低金利が続くと異常な事態が、正常な状態だと錯覚してしまっていて、利上げなんてとんでもないと思ってしまいます。現在住宅ローンを抱えている方はもちろん負担増ですし、これから住宅ローンを組んで住宅を買おうとしている方にとっては、負担増か借り入れ額を減らす、もしくは購入をあきらめることになります。
低金利と利上げの不平不満はともかくとして、現実に金利が上がるのは避けられない事態ですから、住宅ローンを抱えている方もこれから住宅ローンを組む方も金利が上がることを前提に、対応策を考えて行かなくてはならない時期にきているのは確かです。その一助になりそうな書籍をご紹介住宅ローンが危ない
住宅ローンに関するノウハウ書籍は多数出ているのですが、まず最初に問題認識をするために読むべき一冊だと思います。問題認識の後、ローンだけでなく、家計設計、節約などいろいろなノウハウ本を読んだり、フィナンシャルプランナーに相談し、家計の見直し、住宅ローンの見直しをするといいのではないかと思います。
そうそう、昨日年末年始に読んだ本をご紹介しましたが、もう一冊ありました。『サラリーマンは2度破産する』
タイトルにぐっとひきつけられて、買った一冊です。破産するというより「破産の危機が訪れる」それに対する計画的な対応が必要とされるというのが本旨です。著者のフィナンシャルプランナーとしての豊富な経験を元に、とてもわかりやすく書いてあります。どなたでも読む価値のある本だと思いますが、不動産の購入の前に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
この本を読んでと言う訳ではないのですが、今年フィナンシャルプランナーの認定試験を受けてみようと思っています。受けるだけでなく、受からないとですが・・・。さぁサイトで公言してしまったからがんばって勉強しましょう!
田舎暮らしをは離れてしまうのですが、私が今やりたいこと。全く長期的なビジョンとかとそういう類のものではなくて、単に私個人の欲求としてやりたいことです。
なぜこんなことを書くかというとパラサイト社会のゆくえ
という本を読んでいて、「欲しいモノがない」というフレーズがやけに気になったからです。これの本の文脈(子供社会の変容)とは違うのですが、子供に限らず社会全体に当てはまることで、さて私はどうだろうと考えたわけです。
全般的に言えば、ほぼ物質的に満たされてしまっていて、あまり「欲しいモノ」はありません。必要なものはもちろん、あれば便利なものもほとんど持っているし、憧れたりするものも余りありません。{いい」とか「高い」「ブランドの」車だとか、時計、洋服なんかも欲しくないといえばうそになりますが、実際に買おうという気にはなりません。でも、やっぱり欲しいものがひとつあります。
勿体をつけてますが、それは「家」です。それも「自分で建てた家」。分譲マンションとか建売住宅ではなく、自分がプランを考え、仕様を決め建てる家。場所はあまりこだわらないのですが、静かで陽当たりが良く、居心地がいい家を作りたい。本当にそう思います。
こんなことを書くとなぜ田舎に住まないの?と良く言われます。田舎暮らしに憧れもしますし、実際に楽しそうに暮らしている方を見ると、うらやましく思うこともたくさんあります。いずれは田舎暮らしをしてもいいかなとも思っていますが、いろんな理由で今の私にとってはまだ現実ではありません。だからこそ田舎暮らしに関わる仕事をしているのかも知れないですが・・・。
さて、建売の計画。私はいつも自分が住むならこんな家がいいなという気持ちでプラン、仕様等を考えます。今回もまた、完成したら売って引き渡すのが惜しくなるんだろうなと思います。
以前民家のことについて書きましたが、今日は日本民家再生リサイクル協会編『民家再生の魅力―全国・事例選集』相模書房刊をご紹介します。
この本は日本民家再生リサイクル協会(以下民家協会といいいます)の活動の中でかかわった民家再生の事例集です。“移築再生”“現地再生”“古材利用”“店舗”とカテゴリー別に合計51の事例が載っています。
古民家をお考えの方はもちろんですが、新築や改修をお考えの方にもポイントポイントで参考になると思います。私は物件を見て、この家はどう利用したらよいかを考えるのが大好きなので、ご案内の時には勝手に改修プランをご提案してしまします。その時のアイディアの予習と物件調査後の復習にと利用しています。豊富に写真が掲載され見ているだけでも楽しい一冊です。価格も税込2,625円と安いのでありがたいです。
居住福祉田舎暮らしとは直接関係ないのですが、住まいと関わる仕事をするようになった私の原点は、早川和男(著)『住宅貧乏物語』岩波新書です。
今から11年前の今頃、就職活動を控えていた私は、“住まいの充実なくして、人の幸せはない”(かなり安易な私の理解ですが)という本旨は、大きな影響を受けました。それから、一辺倒に住宅、不動産業界の就職試験を受け、今に至っています。
1979年3月の出版ですから、25年が経過し、少し事情が変わってはいますが、“住まい・住宅というものが、人の暮らしに与える影響”は変わっておらず、今なお、読む価値だと思っています。いかんせん古いので、著者の近著である『居住福祉』をお奨めします。都市災害でもあり、住宅災害でもあった阪神大震災や在宅介護の困難な住宅の現状や、多くの提言など。住まいを含めた居住環境の重要性を改めて認識させてくれる一冊です。
765a155a.jpg 私が最近まで(2005年1月まで)働いていた「ふるさと情報館」代表佐藤彰啓氏による田舎暮らしの入門書。田舎暮らしを考えるひとに必携の一冊『田舎暮らし虎の巻』。 田舎舎暮らしにまつわる問題を具体例を交えながら詳説。不動産取引の手引きから、心構え、農地法のことなど内容盛りだくさん。田舎暮らし虎の巻101条だけでも目を通したい。 「ふるさと情報館」は日本で唯一といっていい全国取り扱いの田舎暮らし専門不動産業者です。おそらく、田舎暮らしというカテゴリーの中では、契約件数も一番ではないでしょうか。そして、不動産屋の顔もありますが、実現したいのは「田舎での生活」「都市と地方を結ぶ」といった、ただ不動産を売るというスタンスとは一線を画した営業をしています。 自分がいたところなので、上手く書けないですね。でも、本当にいい本だと思います。著者がライターとして取材したのではなく、田舎暮らし不動産取引の現場から、現実に即した本が出てくることはこれからもまずないのではないでしょうか。

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