旅行記の最近のブログ記事

鼎泰豐本店の小籠包そういえばこの間のエジプト・ギリシャ・トルコの旅行記が完成していないのに、先日(7/3~7)台湾に行ってきました。オフシーズンだったらしく、ツアーは激安。でもホテル間まあまあでツアーとしては上々です。旅の目的はといえば、気分転換でしょうか。義姉に台湾に行くと話したら「ショウロンポウ!」といわれましたが、その通り、食べ歩きをしてきました。詳しくはまたにして、かなり台湾は都会な一方アジア的な雰囲気を十分残していて楽しい街でした。あ、考えてみればアジア旅行は初めてのけいけんでした。
カッパドキア奇岩自然が生み出した摩訶不思議な奇岩群の広がるカッパドキア。きのこ岩などは人為的に作られた野のように見えますが、火山灰や溶岩で作られた地層を、長い年月の間に風や雨などの侵食により形作られたとのこと。その天然の造形した岩を掘って、住居にしたり、教会、隠れ家に利用しました。現在でも一部は、今なお地元の人たちの生活の場としても使われています。世界遺産に指定され、新たに岩に手をいれることは出来ないため、たまに空家(空穴?)が出るカッパドキアギョレメと、都市部の富裕層が争って購入するとのこと。ココでは田舎暮らしは難しそうです・・・。いくつかの有名な岩には、「三人の貴婦人」「ラクダ岩」名前がついています。一体誰がつけたのかわかりませんが、人の想像力は豊かです。最近はネットの旅行記なんかで、新しく名前をつけている人がいるとか。そうそう、今回のツアーの添乗員さんは、本当に人柄のよい、ほんわか天然、それでも抑えるべきところはきちんと抑えてある方だったのですが、彼女もいくつかの岩に名前をつけていました。カッパドキア洞窟都市ギョレメ野外博物館、カイクマル地下都市など、キリスト教徒がイスラム教徒からの圧迫から逃れるためにつくった洞窟教会や都市に実際に入り見学しました。宗教と人々の日常生活での関わりは、無神教というか、あらゆる神でも信じる日本人とは比べるべくもない強固なものだったのだと思いました。
カッパドキア周辺はトルコ絨毯の産地として有名らしく、絨毯専門店に寄り、絨毯の作る姿を見学しました。最初は、見てもらって気持ちが分かればとか、いろいろ言っていたのですが、さすがトスコ商人、あっという間に絨毯商談会・・・。なかなか話してくれず、かなりの営業攻勢。あちこちで商談成立、拍手!パチパチパチの声が上がってました。押し切られた訳ではないのですが、私も旅の記念に1枚買いました。振り返ると旅のお土産はたべもばかりでしたから、ずっと大事にしていい旅の記念になればと思っています。
途絶えてしまっていた旅行の報告。ギリシャを後にしてトルコ入国です。イスタンブールで乗り継ぎ、トルコの首都アンカラに入りました。不思議なことにアンカラは首都なのにほとんどの国際線はイスタンブール発着とのこと。アンカラは、約80年ほど前にアタチュルクによって遷都された町で、当時3万人ほどの地方都市が現在350万人を超える大都市になっています。
アタチュルク廟1空港から市内に向かうバスの中で、面白いことを聞きました。土地を持たない人たちが、国の所有の土地に勝手に家を建てて住み着き、徐々にその数が多くなると水道等のインフラが整えられ、既得権としてその土地を取得できてしまうとのこと。建物は一日にして建てなくては、政府によって壊されてしまうので、一族郎党総がかりで、外観だけ作りあげるそうです。そしてその時期は大統領選挙の前、国民の人気取りもあって締め付けが弱くなる時に、多く行われるようです。まぁ土地はたくさんあるにしても、すごい話です。
まず見学に行ったのは、アタチュルク廟。トルコ共和国初代大統領ムスタファ・ケマアタチュルク廟2ルのことを「アタチュルク(トルコの父の意)」とよび、トルコ国民に今でも敬愛されているそうです。廟はお墓というイメージより、まさに現代の神殿と言っていい、規模の大きな荘厳な建物です。広大な前庭では、国家行事等も行われるとのこと。ギリシャの神殿とは違いますが、現代に行き続ける神殿を感じることが出来ました。
その後アナトリア文明博物館に訪れ、旧石器時代からヒッタイト、ギリシャ・ローマ時代の遺物を見学。こういう時、世界史と言わなくても、今回の旅行の目的地周辺の歴史をアナトリア博物館調べて来ればよかったと反省・・・。古い歴史があったんだという程度しかわかりませんでした。でも海外の博物館を見て思うのは、史料との距離が近いんですね。手を伸ばせば届くところに展示してあって、身近に感じられるのはいいことです。
ボロス島なかなか進まない旅行報告・・・。ギリシャでは憧れのエーゲ海クルーズ。アテネを出港してポロス島、イドラ島、エギナ島の3島を訪ねました。
この日は天気もよく、まさに青い空に白い家というエーゲ海のイメージそのままの景色を見ることが出来ました。私はえらく船酔いをするので、朝酔い止めを飲んで出かけたのですが、そのせいか最初のボロス島までは起きてるのに目が開かない状態で、ただでさえ細い目がもっと細くなって、頭もぼーっとするし大変でした。そのおかげイドラ島で上陸後はかなり元気になって、各島てくてく歩いて観光できました。ボロス島は海を眺める灯台、イドラ島は観光ロバがある以外は特別何かあるわけではないのですが、青い海と空、白の町並み、それだけで本当に素晴らしい。空気も澄んでいるので、とても気持ちが良かったです。アフェア神殿エギナ島では港からバスで30分くらいのアフェア神殿に行きました。この神殿は紀元前6~5世紀と古い時代に作られたわりに状態がよいとのこと。小高い丘の上にあって神聖な空気が漂う。景色も素晴らしい。周囲は松林が広がるが、発見された時はうっそうとした森に囲まれていたらしい。土中に埋まっていたなら発見もわかるが、島の住人や主が代わるたびに忘れられていったのでしょうか(2600年という月日のせい!?)。エギナ島を出港して、海に沈む夕日のショーを見ながらアテネへの帰路に着きました。
のんびり海を見ながらクルーズなんて人生で初めての経験でした。薬のおかげもあってか船酔いもせず、ちょこっとでしたがエーゲ海を十分楽しめました。
ガラクタ市アテネは歴史が深い町なので遺跡めぐりだけでなく、街並みを見ながらただぶらぶら散歩するだけでも楽しい町です。たまたまで出会った広場で催されていたガラクタ市とその周りの家具店街はとても面白かったです。いつのものかわからない食器類、雑誌、動かない時計いろいろ並んでました。全てに一応値段が付いてる(相手を見ながらその場で決めてるのかもしれませんが)のでしょうが、それが正当な値付けのか皆目見当がつかず、見る目があれかせめて言葉がわかればもっと楽しいだろうにと少し残念でした。周りの家具店はアンティークを置いてあるところが多く、家具店店先で修理をしています。素人目にもかなり良さそうなものがたくさんあって、あれこれ見ながら「これをあの物件(千葉)に持って行ったら似合うかな」とか想像するのも楽しかったです。
町の人も陽気で親切、食事も構えずにおいしく食べることが出来ました。今回の旅でギリシアは唯一イスラム圏ではないので、「豚」が出るのはここだけ。特別に豚が好きということはないのですが、普通に食べているものが出ないのは違和感があります。海外に行くとパン食なのでハムが欲しい。でも豚は禁断なので、魚肉や牛・羊肉?のハムでしたし・・・。なんとなく豚が食べれるのは奇妙な安心感でした。
街の中にいくつもの教会がありますが、いつも見慣れない+の形(縦と横が同じ長さ)の十字架。ギリシャは私たちが通常接するカトリック等の西方教会ではなく、東方正教会。教会にはイコンが描かれ、ずいぶん様式を異にしています。アテネの町こう見ると宗教はたくさんあって複雑なものだなあと思います。もともとは自然崇拝から多神教になって、キリスト教になった。そのキリスト教というのも西方、東正教会があって、さらにその中でもたくさんに分かれてる。私の知識で書いても収拾つかないのですが、街中の教会を見、欧米(イスラムはもっとですが)生活の中に、具体的な神の姿が存在しているのだということです。私たち日本人の生活の中で(少なくとも私は)、具体的な神は存在しないと思います。日々の生活の中の小さなものや事柄に神が宿り、また季節のイベントとして、お正月やお盆、クリスマスに様々な神仏が生活に姿を現す。それは具体的な神ではなく、“神”という抽象的な存在として。
パルテノン神殿憧れのギリシャにも行ってきました(喜)!アテネ空港からバスで市内に向かうと、ざーざー降りの雨。エジプトでは雨の心配が全くなかったのに、ずいぶんと気候が違います。でも、アクロポリスの丘に着く頃にはやんで(この雨が旅行中唯一の雨でした)、気分良く見学できました。私は遺跡やら社寺、遺構を見るときはその時代に想いを馳せて、ボーっと見ているのが好きなのですが、今回は団体旅行だったので、あまり時間がなく、ささーっと見ることになりました。エレクテイオンそれでもパルテノン神殿、エレクテイオン、アテナ・ニケ神殿等々、十二分に堪能しました。圧倒的な存在感で丘の上に聳えるその姿は、建設後2500年近く経過し一部が壊れながらも、今なお力強く美しさは色あせていません。この神殿を作った当時の人々や、受継ぎ守ってきた人々の労力やその想いを想像するだけで、神殿を含めた領域が神聖なものに感じられます。

さっき、記事を投稿したら、サーバーエラーで書いた記事が復帰できなくて、再度書いてます・・・。こいうとき、保存していないって悲しいですね。気を取り直して書いたのですが、アテネの後半はまた明日!
ナイルとカイロタワーさて昨日に引き続き、当サイト趣旨とは直接関係のない私個人の旅行の報告です。この私個人のキャラクターを知っていただければ、幸いかなと思います。
エジプト市街を歩きましたが、びっくりするのは車、数が多いのと、車が古いのと。中でも白と黒に塗られたタクシーの数、古さは飛びぬけてます。こんな古い車がお客を乗せて走っていいの?と疑いたくなるほどです。実際道の片隅で停まっている故障車はほとんどがタクシー!?車が古くて乗り心地が悪いだけならいいでしょうが、黒い排気ガスを出していて、空気汚染が気になりました。そして歩いていると、流しのタクシーがひっきりなしに「乗らない?」と声をかけてきます。私は乗る気がないものだから、ちょっと迷惑でした。でも人々は陽気で明るく、憎めない印象です。
そうそう、エジプトの住宅事情というかガイドさんから聞いたエジプトの住宅について。町のあちこちに柱の上に鉄筋がむき出しになった建築中の住宅がある!と思ったら、違うんです。エジプトでは住宅ローンという制度が整備されておらず、ある程度まとまったお金が出来たら、1階、2階と造るそうです。次にお金が貯まった時上に伸ばす(増築する)ために、屋上の柱に鉄筋が残っているのだそうです。ほとんど地震がなく、雨が降らない国ならではです。構造計算なんてほとんどされてないのでしょうね・・・。
たった2日しか滞在だったので、ほんの一部も一部しか見ていないので、雨の少ない国らしく、町も空気もなんとなく砂色に支配されていて、緑豊かな日本は恵まれているなぁと思いました。あ、写真は母なるナイルとカイロタワーです。川のそばは緑いっぱいです。
先週、先々週とお休みを頂き、旅行に行っていました。行き先は、エジプト、ギリシャ、トルコです。13日間で3ヶ国行ったので、少しずつブログで紹介しようと思います。まぁ、田舎暮らしにはあんまり関係ない(全く!?)かもしれないですが、千葉で田舎暮らしすれば、成田空港に近い(所もある)ので、“定年後は田舎暮らしで旅行三昧”ということで、少しだけ関連付けてみてください・・・。
ピラミッドさて、エジプトと言えばピラミッド!そしてツタンカーメンです!!ともに憧れていたので、感動のご対面でした。いやー本当にピラミッド(クフ王の)って大きいんですね。頭でなんとなく知っていたイメージの1.5倍くらいはある感じでした。それと、思いのほか尖がっているんです。私の写真でもそうなのですが、広角レンズで撮るとつぶれてしまって、低く見えてしまうのですが、ピラミッドの勾配はかなり急です。題名も忘れてしまったのですが、15年くらい昔見た映画でピラミッドに上るシーンがあって、私もぜひ登りたいと思っていましたが、ちょっとしんどくて無理そう(今は規制されていて登れませんが・・・)。
ところがピラミッドの大きさに反比例してというか、スフィンクスは意外や意外小さいんですね。写真で見ると、スフィンクスが手前にいて、奥にピラミッドが写っているので、大きく見えるのでした。スフィンクス不思議な感覚だと思うのが、スフィンクスの顔(に限りませんが)はファラオの顔をモデルにしていることです。自分のお墓を守るのになぜ自分?なのでしょう。それと、想像と違っていたのは、周囲に何もない砂漠の中にピラミッドがあるのかと思っていたら、町が近くにあったのには、少しびっくりしました。
考古学博物館そして、エジプト考古学博物館に収められているツタンカーメンの黄金のマスク。これはもう見たくて見たくていたものだったので、ご対面は大感動しました。一気に見るのが惜しくて他のものからそろーり目を移してから、じーっくり見ました。本当に美しく、その存在感に圧倒されました!博物館2階のほとんどがツタンカーメンの墳墓の埋蔵品とのことですが、他の偉大なファラオに比べれば、墓の規模も埋蔵品も多いほうではないらしく、他の墓が盗掘されていなければ、何倍ものコレクションになったとのことで、これまたびっくり。
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ちょこっとだけ書いてみてますが、書き出すときりがないので、エジプト遺跡の報告はこのくらいにします。明日はエジプト(カイロ)の感想についてを書きます。
オーストラリアシドニー、ゴールドコーストと回って、昨日帰ってきました。やっぱり東京に帰ってくるとその時間の流れ方に大きな差を感じずにはいれれません。どうしてそんなに急いでいるの?という感じでしょうか。それは、成田空港に着いたその瞬間から始まります。現実に人の動きが早くなるのももちろんですが、そこに漂う“気”までもが、早く早く!とせかしている。そこにいくと、オーストラリアはどこかのんびりしている。この違いは何でしょうね。帰りの飛行機の中で、 暉峻 淑子著『豊かさの条件』岩波新書を読んで来ましたが、これはオーストラリアに限らず、諸外国と日本の大きな差でしょうね。
まずは、帰国のご報告です。またオーストラリアの話はゆっくり書いていきたいと思います。さぁ、がんばるぞ!

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