天然系建築材料についての誤解

私が手を入れる古い住宅は、ほぼ間違いなく床が痛んでいます。特に個室や台所の床はその傾向が顕著です。昔新建材が出てきたときに、湿気のある台所には合板の床材であったりクッションフロア(ビニールのじゅうたんみたいなやつです)を張ったケースが多かったのでしょう。そんな住宅でも廊下にヒノキが使われているとしっかりしています。
個人的に素材感が好きなこともありますが、そんな経験もあって、私が住宅を改修するときには、床材にヒノキの縁甲板を使いことがほとんどです。良く打ち合わせをしていて、トイレとか洗面所は「クッションフロアにしましょうか」という話が出ますが、そういう水気のあるところにこそヒノキが一番。クッションフロアや合板のフロアの場合、新らしいうちは良くても古くなれば、汚くなるし痛んできます。それこそ貼り替えを考えたら、ヒノキのほうが安いくらいです。
そうヒノキに限らずですが、「天然材料=高い」というイメージがありますが、そんなことはありません。長い目で見ると天然材料のほうが安いということのほうが多いのではないかと思います。

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このページは、エートスが2006年1月12日 23:58に書いたブログ記事です。

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