2005年4月アーカイブ

安く住宅を手に入れる手段として、裁判所の競売があらゆるメディアで取り上げられている今日この頃。競売を物件の仕入れの主たる手段として利用した群馬県の「株式会社やすらぎ」は名古屋証券取引所2部に上場していますし、千葉県でも多くの業者が競売で物件を仕入れ、販売しています。当然のことですが、販売価格には業者の利益が上乗せされています。だったら、最終的に住宅を利用するエンドユーザーが落札できたなら、安く住宅を手に入れられる・・・はずです。
でも、私は個人の方が競売に参加することはお勧めしません。基本的に競売になるというのは、借り入れがあって、返済ができなくなって、競売にかけられているわけですが、多くは自主的にだったり、説得されてであったりして、競売以前に売却して債務の圧縮を計っています(いわゆる任意売却)。でも、競売に付されるというのは、その所有者に何らかのトラブル(多重債務だったり、他人の保証債務で納得がいかなかったり、さらには行方不明だったり・・・)があったわけです。
それを個人の方が、手に入れて処理をする。今は、法制も変わったので、立ち退きの強制執行など法的手続きは簡単に行え、不法占有とかのトラブルは少ないでしょう。「追い出した」という心理的な気まずさであったり、万が一の立ち退き等でのトラブルや隠れたる瑕疵があった場合、収益事業として行っていない個人は、その損失等を回復する手段がないのです。
ある面、業者のやっている競売による利益は、さまざまなリスクを回避するための保険だと考えたほうがいいでしょう。多少高くても、物件が市場に出てくるまでの経緯は一切タッチせずにいられますし、近隣の方から後ろ指をさされることもありません(特に田舎の場合、近所同士の付き合いは深いので、直接立ち退うのは賢明ではないのではないでしょうか)。どんなことがあっても、「私は知らないで買いました」ですむのですから。
あ、それに最近は、競売に参加する業者の数も多く、競争が激しく、売れ筋物件は、落札価格が高騰する傾向にあります。さほど安いわけではないのに、不確定な要素が多い競売は、個人の場合特に避けるべきだと私は考えています。

中野のサンプラザオフィス9階にて仕事しています。すごい環境が良くて、自宅で仕事しているのとは大違い。まだ、OA機器などがなくて不便な点もありますが、いやすごくいいというか、楽しい気分です。
当面は不動産コンサルティングをやっています。田舎物件の購入を考えている方、ぜひご相談ください。当分の間、相談は無料とさせて頂きますが、ある時点からのご相談は有料とさせて頂く予定です。
また、不動産業の経営コンサルティングも行っています。IT関連が得意なので、インタ-ネットの有効利用、PCなどのシステム、契約書作成システムも開発予定です。
まだまだ、至らない点もあるかと思いますが、よろしくお願い致します。
私は東京に住んでいるので、田舎に行ったときの楽しみと言うことになりますが、食いしん坊の私としては、いろんな食べ物をもらったり、買ってきたり、時にはそこで食べてみたり、至福の時です。
私の主たるフィールドである千葉県は海あり、山(里山)ありの豊かな自然に恵まれています。この時期はタケノコ掘りが楽しいです。物件の裏山に顔を出しているタケノコを掘って採ってくる。生を刺身でたべても良し、タケノコご飯や煮てもおいしいです。山菜とかもたぶん一杯生えているのでしょうけれど、ちょっと手が出せません。
そこで、頼りになるのは「道の駅」。山菜はさておきたくさんの地場の農産物が並べられ、場所によっては、魚介類も売っているところもあります。私は、楽しくて仕方がなくて、ついつい多めに買ってしまいます。でも、そしてそれを実家に持っていったり、友人に配ったりするのも楽しくて仕方ありません。
あ、私は結構料理をします。ただ、切っただけ(サラダ等)、焼いただけ、煮ただけ、炒めただけの簡単な料理ですが、素材が良ければ、文句なしにうまい!一点だけ、だしと調味料にはこだわります。化学調味料は一切なし、煮干しや昆布、鰹節だって削っちゃいます。ちょっといい塩、醤油、お酢など・・・。
そうです。田舎に行くと食は豊かです。特に野菜というか植物系。そして、千葉では魚介類も本当においしいです。生きることは食べることですから、やっぱり田舎はいいですね(といいつつ東京に住む私は自己矛盾・・・)。
www.inakagurashi-blog.com「田舎暮らしのススメ!」では、田舎暮らし・住まい・不動産を中心に関する私の個人的な意見・主張を、独り言やつぶやきも交え投稿していきます。
従来の新聞、書籍等の活字メディア、ラジオやテレビ、そしてHPやメールなどインターネットメディアにより、多くの情報が氾濫する日常の中で、私たちは何を判断基準とすればいいのか見失いがちなのではないでしょうか。そういった情報過多の社会では、客観的情報より、主観的な情報(ある個人であったり、組織によって色づけされた情報)が、判断基準という新たな価値を持ってきているのではないかと私は考えています。
リクルートから分離したオールアバウトというサイトがあって、ジャンル別にその道の専門家がガイドになって、コラム、ニュース等を掲載しています。田舎暮らしの分野では、堀江康敬さんという方が、ガイドとなっています。あまりこの方がどういう方かは、ガイドプロフィール以外は存じ上げていないのですが、私としては、より田舎暮らしの現場に近い、「不動産仲介に関わってきた者」という視点で、情報発信をしていくつもりです。
なお、当サイトの情報は、出来うる限り、客観的事実、データ、法律等に基づき、執筆していますが、基礎となる情報の誤認、誤解等に加え、私個人の経験に基づく、主観的(言ってしまえば独善的)な色づけされた情報となっています。その点を重々ふまえ、他の専門家のご意見も参考にして頂いた上で、当サイトの情報を、ご自身の自己責任でご利用くださいますようお願いします。
今後、利用規約のページを作成し、詳細を規定しますが、当面の間、当サイトをご利用される方は「当サイトの情報、リンク先サイトの情報について、主観的な判断に基づいた記述、時間の経過による社会情勢の変化や法制度の改正等によって、その情報の正確性、安全性等いかなる保証は一切行わない」ことを了承した場合に限り、当サイトの情報を利用出来るものとします。
★宅地建物取引業ではありません。当サイト掲載の物件を購入する際には、各情報の提供元の宅建業者との媒介契約が必要となりますので、あらかじめご了承ください。
私のプロフィールにある肩書「不動産コンサルタント」について。
なんだか、私には「コンサルタント」というと、なにやら胡散臭いイメージがあって、自分でも“あやしい”と思ってしまいます。とどのつまり、コンサルタントというのは、勝手につけられる肩書きで、それこそ“何でもコンサルタント”とかも可能なわけです。
そういった中で、「不動産コンサルタント」や「不動産コンサル業」を勝手に名乗らせておくと、宅建業法で「宅建業」や「宅建主任者」を規定して、国民の重要な資産である不動産を取り扱う、業種や職種を規制している意味がなくなってしまう。そこで作られたのが、不動産コンサルティング技能登録制度です。詳細は不動産流通近代化センターのページをご参照頂きたいのですが、国土交通大臣が認定する試験に受かる知識と、登録基準である“不動産に関する5年以上の実務経験”を持っている一応「不動産のプロだよ」と言うことにしたのです。
でも、その登録者しか「不動産コンサルタント」の肩書きは使用してはいけないことになっているのかと思っていたら、決してそうではないんですね。「宅建主任者」は国家資格であって、こっちはあくまで認定試験。「試験受かってても受かってなくても、あまり関係ないじゃん」という気もします。もしかして、これって受験料と登録料は無駄かも・・・。いわば、「ないよりあったほうがいい」程度のものですかね。
まあ、実際のところ試験は試験で、その人の技能を保証してくれるわけでもないし、「その人ってなにが出来るの」が重要なわけです。これは最高峰の国家資格で、合格率が数パーセントの弁護士であっても同じ。試験は試験、実務は実務。日々研鑽していきましょう!
また、蛇足ですが、宅建主任者は「者」で、弁護士・公認会計士・税理士は「士」です。これは、やっぱり格が違うわけで、私としては宅建業の従事者の社会的地位向上のためにも「宅建主任士」の創設を提言します。冗談‥‥(^_^;
最近は一部の都市部の公示地価が上昇していることもあって、不動産価格上昇が報じられることも多くなって来ました。では「田舎暮らしの物件」ではどうでしょう(基本的に私の個人的な意見(感想)ですので、細かいデータに基づくものではないことを最初にお断りしておきます)。田舎の場合、取引(不動産売買)事例が少なく、いわゆる「相場」がないケースや相場があっても「坪2~3万」とか「4~5万」というかなりアバウト(前者で50%、後者でも20%も差があるわけです)な場合がほとんどです。そのなかでの傾向ですが、お客さんの見る目はとても厳しくなっていて、価格の上昇はないでしょう。ただ、「いいもの」は値段が少々高め(と我々が感じても)でも売れていきます。田舎不動産における「いいもの」の概念ですが、 (1)ロケーションがいい・高台・日当たり良好・南向き・裏山を背負っている・・・等々 (2)敷地がいい・面積が広い・庭がキレイ・植木がたくさん・・・等々 (3)建物がいい・改修済み・古民家・化粧造りの住宅・・・等々です。私は物件の価格が安い高いは重要な要素だと思いますが、無理なく購入出来る限り、そこで得られる生活を基準にして考えて、トータルに「田舎暮らしという暮らし実現価格」を考えるべきだと思っています。安いからといって、やりたいことが出来なければ仕方がないし、高くても手に入れられるであろう生活が豊かであれば、構わないと。田舎暮らしの物件は、極端に割高、割安でない限り(以前、格安部件はないとも書きました)価値観の問題です。ご自身の価値基準で、物件を見てご判断ください。あとは、信頼できそうな業者のアドバイスもご参考にしてください。
都会よりは安いとはいえ、1000万円からする田舎不動産。なのに「皆さんすぐに決めて大丈夫!?」と心配するくらい、物件を購入される方の決断は早い場合が多いです。やっぱり、人生経験も豊富な方ばかりですし、多くは家を買うのは2回目以降(2次取得者)だからでしょうか。不動産との出会いも一期一会、ささっと購入を決めていかれます。
あ、私は基本的にお客さんに購入を促す営業(追っかけ営業)はやってきませんでした。言ってみれば、「受身の営業」。よっぽど、お客さんが「背中を押してよ!!」という雰囲気を醸し出している場合に限って、ちょこっと。これは、私がそういう営業をやられたらいやだなあというのもありますし、実際これをやっても決まらない(特に私が好きじゃないので、余計に)。
蛇足です。なぜ蛇足かというと、本当はあまり書きたくないことを書くからです。
購入の意思表示をしました(「買い付け証明」を書きました)。それにしたがって、物件の流通が止まりました。でも、やっぱり考えたら、購入をやめたい。実際のところ、少ないけれどある話です。「買い付け証明も書いてしまっているし、購入をやめても大丈夫?」という心配は無用です。速やかに購入意志の撤回を仲介業者に申し伝えましょう。これは業者にとっての都合と言うより、売主にとっては、売却機会の損失になるからです。売主も理由があって売却しているわけで、早く売りたいのは当然です。
「購入意志の撤回」いた仕方のないことですが、極力迷惑をかけないようにするのは最低限のマナーです。そして、そのマナーを守ることは、物件を探しているお客さん自身のためにもなることです。
物件見学をしたら、気に入ってしまった。悪いことではないんですが、自分の中でそんなに簡単に決めてもいいの?という気持ちがわき上がって来ることがあると思います。でも、不動産は世界一つだけ、分譲地でない限りほとんど同じものであっても、なかなかないわけです。以前書いた
(1)最低欲しい土地の面積
(2)最低欲しい建物の面積
(3)土地建物あわせて最高に払える金額
の3条件を満たしたしていて、なおかつ気に入ったのなら、購入意志の表示をした方がいいと思います。いくつも物件を見てきたお客さん(これを読んでいるあなたです)が、気に入ったわけですから、他のお客さんも気に入らないわけがありません。タッチの差で買えなかったなんてことは、たくさんあります(我々的に言うと、「仲介できなかった…」になるわけです)。後悔先に立たずです。
具体的には「買い付け証明」「購入申込書」など、仲介業者によって、名称はまちまちですが、書面による意志表示を求められます。これ自体は、購入側の意志の表示で、売主からも売却の意思表示がなされて、購入・売却の方向で手続きをしていきましょうと合意がなされることになります。
私が物件見学をする際に気をつけていることをいくつか。1.汚くなって良い格好で行く(だから、私はほとんどラフな格好です)。 →汚れるのが怖くて、見なくてはならないものを見ないなんて出来ません。意識してなくてもキレイな格好していると、汚れそうなところに近づかなくなるものです。2.家が多少汚れていても、スリッパは履かずに全ての部屋を(歩いて)見る。 →古い家の場合、神経質になっても仕方がないのですが、ゆがみ、傾いていることがあります。ほかにも、湿気がおおいことが分かったり、スリッパを履いていたら、感覚が鈍っていてわかりません。3.時計を持っていく。 →コンパス(方位磁石)を持っていくという方もいますが、私はほとんど持っていきません。あまりいろいろなツールを持っていくと、必要以上にそれに振り回されてしまうので、時間を確認し、太陽の位置を見て方角を感じます。全体的にいろんな道具に頼るのではなく、「感覚」を大切にしています。どんなに物件に間するデータがあっても、判断するのは人間で、直感とか、思い込みとかのほうが、正しい気がします。
「購入するつもりはないのですが」とか「参考に見させてもらいたいので」と物件のお問い合わせを頂きます。これは、正直“禁句”です。不動産業者は、基本的に成功報酬しか得られません。なのに、「買わない」という意思表示をしてしまったら、案内したり、資料を送ったりすることは無駄以外のなにものでもありません。もっと言うと「お客さん」ではなくて、「営業妨害」と言っても過言ではない(いや、言い過ぎですね…)。実際のところお客さんがどう考えているのかは、わからない訳ですから、その点だけは、曖昧にしておきましょう。「すぐに是が非でも、購入する」でなくてもいいわけです。「すぐではないけど、気に入った物件があったら、購入するつもりです」程度は、リップサービス、マナーとしてお願いします。特に田舎不動産、案内する方も一日か半日がかり。配慮してあげてください。あ、リップサービスと言って「買う、買う」とその気にさせるのも御法度。「オオカミ少年」になってしまいます。いざ、購入しようと思ったときに、味方になってくれる不動産業者を見つけることも物件見学の重要な目的の一つですから、お互い信頼出来る関係を作保っておくことは、物件探しの基本中の基本です。
昨日今日と物件調査に行ってきました。今日見たのは新規3件、前に見たことがあるものを2件の計5件。だだ「見てるだけ・・・」なんですが、結構、疲れます。私は仕事柄、かなりの物件を見に行きます。それでも一日に見る物件は多くても7,8件、普通は5,6件ほどにしています。理由はそれ以上見ると集中力が落ちて、見るべきポイントを見ていなかったり、なにかと“落として”しまうことが出てくるからです。そして、直後は大丈夫なのですが、しばらくした後、振り返ってみると、記憶が曖昧になったりしています。物件見学のお問い合わせを頂いて、4~5件ことによっては7,8件を1泊2日で見たいというお話をよく頂きました。でも、個人(不動産の素人)の方ですから、本当は一日に2,3件にすべきでしょう。気になる物件があった場合、物件提供元の業者へ問い合わせをして、相談していただきたいと思います。そこで物件を絞って行って、多くて3,4件、普通は2,3件を目処にしたほうがいいでしょう。
最近では、ほとんどのかたがパソコンに触れ、インターネット(以下ネット)利用して情報を得ている。実際、このブログを読んでいる方は、間違いなくネットを利用できる方なわけです。
田舎は確かに都会のようにたくさんのお店はないでしょう(車を使えばありますね)。ウィンドーショッピングをしたり、本屋に行ったり、デパートでおいしいものを探す。時には映画を見たり・・・。
田舎に行ったら、都会的で楽しい消費生活とはおさらば・・・。いえいえ、田舎で都会のような消費生活をすることもネットを使えば可能です。本屋の充実度といったら、リアルの店舗はネット書店(代表がAmazon)に太刀打ちできません。そして1500円も買えば、日本全国無料配送してくれます。おいしいものもしかり、「楽天)」にいけば日本全国津々浦々の特産物が通販で手に入れることが出来るし、雑誌に載っていたおいしいお店は「Google」で検索をかければ、あっという間に見つけられる。いろんなものを安く手に入れたければ、楽天でもいいですが、価格比較サイトkakaku.comで調べたり、Yahooオークションを利用する。映画館は無理でも、ネットのレンタルビデオを利用すれば(例えばライブドアのぽすれん)、ビデオだって見ることが出来る。
実際、いろいろなサービスは最初がとっかかりにくいだけで、やってみればとってもに簡単です。やみつき間違いなし!です(無駄な浪費生活はやめましょう…)。
そう、ネットは使い方次第で、都会で暮らしている以上の暮らしが可能です(というか、最近私も東京にいながら、ものを買うのはほとんどネットを利用しています)。さらに、何より田舎には都会にはない豊かな自然があって、その「自然劇場」では、自分も含めた人間や自然が出演者となって、おのおのであったり、その互いの関わり合いのドラマを展開していくことが出来ます。
田舎暮らしのお供にぜひインターネットを!あ、パソコンを買うならスペック、価格、使い勝手がよいので、HP(ヒューレットパッカード)を私はお奨めしています。
さて、田舎暮らしの予算についてです。ほとんどのお客様がそうされているので、私が改めて書くまでもない気はしますが、念のため。1.無理をしない大前提として、無理はしない、見栄を張らない。田舎暮らししてまで、日常の生活費が住宅費に圧迫されるのは避けましょう。立派な家より、充実した生活が一番です。言いにくいのですが、正直余生のかたがほとんどです。田舎で事業をはじめられる方、働く方はいいのですが、基本的には年金と貯金の取り崩しとなりますので、ライフプランはしっかり立てましょう。今後得られるお金を計算してそのうちいくらを充てられるか。2.現在の暮らしと比較する何が出来るようになって何が失われるのか。これを考えてガマンできること、出来ないことを考えましょう。トータルに考えて暮らしの質を保てる予算をたてましょう。3.自分たちを中心に考える計算していたら、意外と厳しいと思った方いらっしゃいますか?そのなかで、子どもに残したいお金は入っていますか?私個人の考えで言えば、両親からお金を残してもらう必要はないと思います。もちろんあればあったで感謝もしますし、嬉しいのは事実です。でもそれによって両親が希望する生活に制限がかかってしまうとしたら、私にとっても幸せなことではないと思います。何より、ご自身と伴侶の幸せを追求してください。なんか、あんまり上手く書けませんでした。しばらくしたら推敲の上、加筆します。。。
昨日、海外に行っていた間の新聞を整理していて、一枚の折り込みチラシが目に入りました。中野サンプラザに新設された「サンプラザオフィス」の募集広告。しばらく自宅事務所でやっていこうと考えていたのですが、JR中央線中野駅徒歩1分、中野駅のランドマーク中野サンプラザ9階。あまりに抜群の立地。早速見学に行ってきました。2時間くらい考えて、事務所を借りることにしました。ちょっと背伸びした感は否めないのですが、顧問をして頂いている税理士の先生に、「それぐらい稼げないようなら、独立なんてしない方がいい」という言葉にも背を押されて、エイっと(笑)!卵が先か鶏が先かという話がありますが、先に鶏ですね。がんばらないといけないというのはやっぱり大事です。ビジネスは縮小均衡になるより、拡大再生産を志向しないと。ビジネスにとって、オフィスの立地、環境は、人にとっての住まいと同じ。「オフィスの充実なくして、ビジネスの成功なし」。
オーストラリアシドニー、ゴールドコーストと回って、昨日帰ってきました。やっぱり東京に帰ってくるとその時間の流れ方に大きな差を感じずにはいれれません。どうしてそんなに急いでいるの?という感じでしょうか。それは、成田空港に着いたその瞬間から始まります。現実に人の動きが早くなるのももちろんですが、そこに漂う“気”までもが、早く早く!とせかしている。そこにいくと、オーストラリアはどこかのんびりしている。この違いは何でしょうね。帰りの飛行機の中で、 暉峻 淑子著『豊かさの条件』岩波新書を読んで来ましたが、これはオーストラリアに限らず、諸外国と日本の大きな差でしょうね。
まずは、帰国のご報告です。またオーストラリアの話はゆっくり書いていきたいと思います。さぁ、がんばるぞ!
今日これからオーストラリアに5泊6日で行ってきます。オーストラリアへの飛行機は夜発朝着(機内泊1日)なので、実際動けるのが4日間です。今回はシドニーとゴールドコースト。そんなにいいホテルではないのですが、往復航空券にホテルがついて115,000円。ほんとうに安いです。今回人に会うこともあって2都市になったのですが、ケアンズの4泊5日プランだと49,800円とか39,800円なんて言うツアーもあります。
今のシーズンが学生の春休みも卒業旅行も終わって、さらに年度初めですから社会人も忙しい。一番安い季節のようです。こんな時、千葉にそれも成田に近いところに住んでいると、海外旅行は楽だな~と思ったりします。あ、無理矢理話を「千葉に住むのはいいことたくさんあります」に持ってきてしまいました。
それはさておき、日本の約22倍の国土に、2,000万人強の人たちが暮らしています。歴史は200年ほどと浅く、貧富の差も少ない。治安もとても良い。2月にもオーストラリアに行っていたのですが、暮らしやすそうな国だなというのが私の印象でした。それこそ、国全体が大きな田舎暮らしのようなイメージを受けました。
実際、定年後に日本からオーストラリアへ移住される方もいらっしゃるようですし、帰ってきて機会があったらその辺りもレポートしたいと思っています。
さて、希望条件が決まりました。では、どうやって田舎物件を探しましょう?今、なんと言っても心強いのは、「インターネット」です。例えば、Yahoo!で「田舎暮らし 千葉」と検索すれば、多くのサイトが表示されます。その中で、物件情報が充実したサイトをいくつかブックマークに入れ、時間のあるときにこまめにチェックする。これが一番メジャーなやり方でしょう。これだけで十分な情報が得られます。しかし、注意点があります。今ヤフーに登録されているサイトが、いいとか悪いと言うことはないのですが、ヤフーに登録されている=ヤフーが内容を保証したり、お奨めしているわけではありません(めがねマークが付いてる場合はお奨めサイトを意味します)。基本的にはヤフーの登録基準を満たしていると言うことに過ぎないのです。特に今はビジネスエクスプレスというサービスがあって、52,500円を払えば簡単に登録してくれます。ですから、ご自身の眼でみて判断ください。それと、私のいたふるさと情報館の会員になるのも一つの手段です。年会費3600円(税込)を払うと毎月月初め(1日発送なので、つくのは郵便事情や曜日によって、3日前後だと思います)に『月刊ふるさとネットワーク』が届きます。やはり紙媒体もいいものです。他に書店で売っている雑誌で、田舎暮らしの大御所・宝島社発行『田舎暮らしの本(月刊)』や第一プログレス発行『自休自足(季刊)』もありますので、一度目を通す価値はあります。ネットが発達したとはいえ、地域・生活情報は、さすが歴史ある媒体ですから、充実してます。ただ、紙媒体の留意点は、どうしても締め切りがあって、その締め切りは発行の一ヶ月くらい前になります。物件の新鮮度というのは落ちますので、限界はあるかと思います。
実数で統計を取ったわけではないので、私の印象ですが、田舎暮らしを希望されるのは、50代以降の年配の方が全体の70%位を占めます。実現されている率で言えば80%を超えているのではないでしょうか。その多くはご夫婦で、いずれか一方、若しくは両方のパートナーの退職等をきっかけに田舎暮らしを考えはじめるようです。
私は若輩者に加え、結婚すらしていないし、その年齢のご夫婦の本当の気持ちというのは分からないんです。でも、いつも思っていたことがあります。それぞれたどってきた道は違うし、ご夫婦お二人なり、家族に何があったかは分からない。けれど、地縁血縁のないところに田舎暮らしを希望する。これは、ご夫婦仲良くなければ出来ないことだと。想いとしては、ご夫婦共に一致して田舎暮らしを志向されているケースは半数程度ではないでょうか。私の経験では、ご主人の強い希望で仕方なくはじめたら、思いのほか田舎暮らしをエンジョイされている奥様は、結構多いですね。あとは、一方のみが田舎暮らしを希望され、一方が全く関心がないというケースもままあります。それでも、干渉しないことを前提に認める。
田舎暮らしに関係しなくてもいいのですが、「年をとって仲がいい夫婦はいいなぁ」「俺も20年後、あんな風になりたいなぁ」本当にそう思います。そして、そんな方たちの第二の人生の実現のお手伝いが出来ることは、幸せなことだと思っています。
仲介手数料。前回書いた手数料(1500万円の場合の53.55万円)だとしても、払う側から見れば、えらく高い金額を払っているわけです。購入する物件に関して言えば、買主と仲介業者が会うのは、案内されたのは1回、重要事項説明と契約締結、決済・引き渡しの計3~4回しかないなんてこともざらです。私だって個人で不動産を買うとしたら、「こんなに払うの嫌だな」と思うのが正直なところです。
私は今は違いますが、最近まで仲介手数料をもらう側だったわけです(その前はデベロッパーだったので、買う時、売るとき手数料払っていましたが・・・)。実際、もらう側の立場で考えると、決して多いわけではないのです。一件あたりという単価で見れば申し分ない。でも、月に一体何件仲介できるの?いうのが問題です。月平均で3件の成約をコンスタントに続けるというのは大変なことです。実際のところ月平均2.5件やれれば御の字。月に2件として月に135万円くらいですね。そして、そのなかから事務諸費、通信費、広告費やその他間接部門の経費を払うわけわけです。不動産仲介業というのは、労働集約的産業です。効率が悪く、スケールメリットが出しにくいので、経営側としては結構大変です。もらう側としては、生活がかかっていますから、「少ない」と思ってしまうモノです。
この話も仲介業者(もらう側)の擁護ではなくて、払う側(お客様)ともらう側(仲介業者)とには、大きな意識や立場の差があります。その差を理解しつつ、相手の立場を考えることは双方にメリットのあることだと思います。
売主や売主側の業者、買主側の業者など誰がなんて言おうと、最終的なお金は支払うお客様から出ています。「お客様は神様」これは真実だと思いますが、そういった払う側(お客様)ともらう側(仲介業者)との意識のギャップを乗り越え、お互いが協力し合ってこそいい物件に出会えるし、その先の楽しい、充実した田舎暮らしが実現で来るのではないでしょうか。

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