物件の価格について

最近は一部の都市部の公示地価が上昇していることもあって、不動産価格上昇が報じられることも多くなって来ました。では「田舎暮らしの物件」ではどうでしょう(基本的に私の個人的な意見(感想)ですので、細かいデータに基づくものではないことを最初にお断りしておきます)。田舎の場合、取引(不動産売買)事例が少なく、いわゆる「相場」がないケースや相場があっても「坪2~3万」とか「4~5万」というかなりアバウト(前者で50%、後者でも20%も差があるわけです)な場合がほとんどです。そのなかでの傾向ですが、お客さんの見る目はとても厳しくなっていて、価格の上昇はないでしょう。ただ、「いいもの」は値段が少々高め(と我々が感じても)でも売れていきます。田舎不動産における「いいもの」の概念ですが、 (1)ロケーションがいい・高台・日当たり良好・南向き・裏山を背負っている・・・等々 (2)敷地がいい・面積が広い・庭がキレイ・植木がたくさん・・・等々 (3)建物がいい・改修済み・古民家・化粧造りの住宅・・・等々です。私は物件の価格が安い高いは重要な要素だと思いますが、無理なく購入出来る限り、そこで得られる生活を基準にして考えて、トータルに「田舎暮らしという暮らし実現価格」を考えるべきだと思っています。安いからといって、やりたいことが出来なければ仕方がないし、高くても手に入れられるであろう生活が豊かであれば、構わないと。田舎暮らしの物件は、極端に割高、割安でない限り(以前、格安部件はないとも書きました)価値観の問題です。ご自身の価値基準で、物件を見てご判断ください。あとは、信頼できそうな業者のアドバイスもご参考にしてください。

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このページは、エートスが2005年4月23日 09:22に書いたブログ記事です。

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