田舎暮らしは購入?賃借?

「田舎暮らし向けの賃貸物件はありませんか」よくお客様からお問い合わせを頂きました。田舎暮らしを始めようと考えたとき、大きく生活を変えるのにいきなり不動産(住まい)を購入するのは勇気のいることだと思います。まずは賃借から始めて、気に入れば購入しようと考えるとはごく自然なことだ思います。しかし、現実的には「賃借する」という選択肢はほとんどないのが実情です。これにはいくつか理由があります。1.貸したとしても大して高い賃料をとれない。2.あまり人が出入りすることがないので、新参者を歓迎しない傾向にある。  また、周囲への責任もあって貸したがらない。  特に賃貸だと、土地に根付くつもりがないのではと思われがち。3.ビジネスとして成り立たないほどの低額の報酬しか得られず、不動産仲介業者は取り扱わない。それでも、実際のところ賃借して田舎に住んでいる方も多くいらっしゃいます。その方達は、人づてで(地元の方に親類縁者がいるなど)住宅を借りているケースがほとんどで、一般的に田舎暮らしを希望されている方には、難しいでしょう。地域にとけ込めないとか、イメージと違ったといったリスクはありますが、田舎暮らしは購入を前提にお考え頂いた方がいいでしょう。もちろん購入に伴いリスクを背負うことにもなりますが、マイナス面以上に、自分のモノだという愛着や大きなリスクを背負ったからこそ出来る開き直り、適応もあります。また、購入によりここに骨を埋める覚悟だと地域の人が認めてくれることも、田舎暮らしでは重要です。

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このページは、エートスが2005年3月30日 08:50に書いたブログ記事です。

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