人気の建物付物件

田舎暮らしで人気があるのは、断然「建物付」です。エリアによって多少異なるとは思いますが、少なくとも千葉ではそうです。これにはいくつか理由があります。
1.いまさら(田舎暮らし希望者は50代以降が7割程度)もしくは遠隔地で、住宅を建てるのは面倒である。2.広い敷地を求めるため、庭造りが大変(植木だって育つのには時間がかかります)。3.すぐに利用できる状態なので、移住or利用後のイメージがしやすい。4.特に中古住宅の場合、割安感がある。
私としてはこの理由の中では、2と3に注目したいですね。私が以前にやっていた建売分譲住宅の場合、40坪から70坪の敷地に、40坪前後の建物付でした(これは都市部ではかなり広いんですが、今となっては狭く感じてしまいますね。あくまで環境の違いです)。こういう場合はお庭をきっちり造ります。面積はたいしたことがないので、一定額でそれなりに“見れる庭”が出来上がります。田舎では最低150坪(これぐらいは希望される方が多いです)というと、新規に庭づくりをするのは大変です。すぐに見られれる庭を造るには何百万とかかるので、小さな苗木を植えて、育つのを待つしかりません。もちろんそれはそれで楽しみでいいのですが、努力に加え、時間が必要です。そのこととも関係してきますが、今までとは違った生活を始める際に、ゼロからのスタート。それも今までとはぜんぜん違った環境にあった建物、庭をつくっていくというのは、これも難しい。
私がおすすめというのではなく、皆さんそのことを考慮して、建物付を選ばれているのだろうと思います。ただ、土地を買って建物を建てるにしろ、建物つきを買うにしろ結局はその人次第。「住めば都」、家つくり庭造りを楽しむのもよし、意識の持ちようですばらしい暮らしを手に入れられることでしょう。

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このページは、エートスが2005年5月25日 23:54に書いたブログ記事です。

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