時の流れ

私が親しくつき合っているWeb制作会社の友人が先月退職をして、“陶芸”をやるというので、昨日一杯やっていました。ほとんど経験がなく、これから修行をするというのですから、かなり大変だと思います。でも、彼がいたのはweb制作会社、いわば「インターネットの世界の住人」の一人だったわけです。最近は余り言わなくなりましたが7倍の速度で時間が進む“ドッグイヤー”の世界です。次々に新しい技術が発明され、次々に新しい手法が編み出される。ここで生きていくためには日々、今の否定をすることになります。これは今の時代は、どの業界でもそういった側面が多かれ少なかれあるのだと思いますが、インターネットの世界ほど、経験を全て覆す新しい技術が次々と生まれる業界はないでしょう。
でも、現実の世の中はそんなスピードで流れてはいません。製造業で“モノ作りの技能”が見直されるように、実体を持ったモノは一日にしてならず。その象徴のようなモノに“芸術”はあると思います。あまりうまく書けないのですが、その友人が目指す“陶芸”という世界にあこがれを感じる自分がいます。ただ時に追われるのでなく、自分自身が日々精進して身につけた感性と技術で勝負していく。そのなかなか出来ることではありません。
不動産業を営む私としては、人と土地建物を相手にして仕事をしています。また、不動産業は、情報産業でもあります。

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このページは、エートスが2005年7月16日 19:05に書いたブログ記事です。

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