大規模な手入れを要する中古住宅の購入

私も以前書きましたが、田舎暮らし向きの物件では、中古住宅付は大人気です。割安感とすぐに生活を始められることがその大きな理由でしょう。
都市部では稀ですが、田舎では人が住まなくなって何年もたつような、古く、荒れた住宅が売りに出ることがあります。また、そこに生まれ育った人が暮らすことは出来ても、都会から移住しようとした時に「住むにはちょっと・・・」という物件もままあります。こういった場合、少しの手入れでは済まなく、大掛かりな工事が必要になります。
最も高額な工事になるのが水周り、台所、浴室、洗面、トイレ。それに浄化槽の工事が入れば、最低250万程度の費用はかかります。もちろんこの水周りを工事する住宅というのは、これだけで済むことはほとんどありません。内外装もそれなりに痛んでいますから、500万円はあっという間です。建築、不動産関係のお仕事に携わっていない方にとっては、かなり勇気のいることだと思いますし、最近問題となっている“悪徳リフォーム”は論外としても、新築の単価よりも割高な傾向のある改修工事代金ですから、仕上がりが読みきれないことも勘案すると意外にリスキーです。
ひとつの回答として、不動産業者が手を入れた「改修済みの住宅を買う」という選択肢があります。売主の利益が乗っているのは当然ですから、自分で手を入れるより多少割高かもしれません。それでも仕上がった状態を見た上で購入の検討を出来ますから、思い描いている“田舎での生活”を手にいれられることでしょう。
また、購入をご検討の段階から、経験豊富な業者にご相談するのもいいと思います。この際気をつけていただきたいのは、相手をよく見て依頼することと、結果(工事の仕上がり)には期待を抱きすぎないことです。大規模改修ですから、住みながら工事を行うことはありません。多くの場合が、都会にいながら田舎での工事になるかと思います。そもそも慣習が違ったりする上に、距離が離れている中で意思の疎通や現地での打ち合わせなどどうしても限界があります。誠心誠意仕事に取り組む業者を見つけなくては、うまくいくはずもありません。そして、工事を進め、完成したとき、イメージの違い、細かいミスがあったとしても、それも計算のうちとお考えください。実際に住んでみれば、“住めば都”です。多少のことには目をつむった方が得策です。細かいことに目くじらを立ててしまうと、本来の目的である“田舎暮らし”自体が楽しくなくなってしまいます。
千葉、茨城で大規模な改修をお考えの方には、改修のご相談にお乗りすることが出来ます。あ、せっかくですから、その中古住宅をはじめ“住まい探し”からお手伝いさせていただければ幸いです(宣伝させていただきました・・・)。

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このページは、エートスが2005年7月22日 22:06に書いたブログ記事です。

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