理想の田舎暮らし物件

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「良すぎて買えない=手に負えない」の欄で少し触れた私の考える「理想の田舎暮らし物件」について書いてみようと思います。前提条件は、(1)50代以降の夫婦2人(2)たまに友人や子供・孫たちの来客がある。とします。
まず敷地の広さ。個人差はありますが、ご主人一人で管理できる(しやすい)のは、建物や車庫、家の廻り50cmの空間をのぞいて実質100坪程度の庭ではないでしょうか。そうすると、建物面積、駐車場、家の廻りの空間を入れて約150坪程度です。ところが、お客さんの多くはこれより広い面積を希望されます。その理由が、周囲との関係。何となく隣が気になったり、家の前を人や車が通る。また、陽当たり風通し、眺望などを得たいという事になると、200坪程度はあった方がいいかと思います。建物の広さ。夫婦2人ですから、一つの寝室とLDKがあれば最小限の暮らしが出来ます。でも、歳を重ねれば重ねるほどプライベートな空間は必要です。まして以前は平日昼間、場合によってはほとんどご主人が自宅に以内暮らしを送ってきた現役時代からいずれは、リタイア後、「四六時中二人の暮らし」となります。加えて、移住すると言うことは、奥さんが長年地域で親しくしていた友人たちにすぐに会える(逃げられる)状況ではありません。同じ家にいても違うことの出来る空間、邪魔されない空間は必要でしょう。ということで、一人(主として奥さん)はLDKにいたとして、寝室以外にもう一部屋は必須です。出来ればもう一部屋あれば言うことなしです。それに、このもう一部屋は来客時の客間になります。それが子供や孫であれ、泊まりやすい部屋があるかないかは、足の重さが違います(迎える側の気の軽さもしかりです)。と言うことで間取りは3LDK、各部屋はさほど大きい必要はないので、だいたい25坪から27坪程度ではいかがでしょう。あ、もちろんこの建物は平家に限ります。悲しいかな歳はとる一方です。どうやったって動けなくなって(動くのがしんどくなって)いきます。バリアフリーの平家建てが一番でしょう。
あとは周囲の環境ですが、やはり買い物便が良い方がよいでしょうし、交通の便も良いに越したことはない。でも、これは暮らし方でどうにでも成ります。今は食べ物は宅配で取り寄せることが簡単ですし、交通の便だって、たまの移動、タクシーだって使っても良いですし、バス停まで行ってゆっくり出かけても良いでしょう。
それより気にしたいのは周囲の環境です。陽当たりがよいこと、静かなこと、この二つだけは必ず手に入れたいです。

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このページは、エートスが2005年10月13日 14:29に書いたブログ記事です。

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