金利動向と田舎暮らし物件動向

住宅公庫の金利が3カ月連続引き上げられ3.71%になりました。なんでも引き上げは3カ月連続となり、10年11カ月ぶりの高水準だということです。私が最初にこの業界(不動産業)に入った平成7年には史上最低金利、3.85%と言って住宅を売っていたのを思い出します。あれから11年がたちますが、その間平成10年ころには2%台前半になっていたと記憶しています。
今の水準でも、歴史的に見て金利は十分低いのですが、これだけ急に上がってくると住宅取得動向にも影響が出て来るのではないかと少し心配します。でも実際のところ意外と金利動向は住宅取得に大きな影響が出ないというのが私の考えです。住宅は人の生活に必要不可欠ですから、本当に住宅を必要とする人にとっては、周りの環境(たとえば、結婚したとか子供が出来たとか40歳前に、子供が小学校に入る前に等々)ほうが住宅取得の理由としては大きいので、住宅取得動向にはあまり大きな影響を与えない。このことは田舎暮らしで住宅を探す方にも当てはまります。田舎暮らしを希望される層は、そもそも借り入れをされる方が少なく、また借り入れる場合であっても、借り入れ金額は大きくなく、また期間も短いためその影響はさらに小さいものとなります。それよりも2007年の団塊世代の大量定年という時代背景(環境)を考えると、田舎暮らし物件は3ヶ月程度の波はあるとは思いますが、今後も堅調な動きを見せるのではないかと私は思っています。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.inakagurashi.info/post/mt-tb.cgi/507

コメントする

このブログ記事について

このページは、エートスが2006年5月 2日 22:37に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「建物の仕様について」です。

次のブログ記事は「投稿の間隔があいてしまいました」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。