希望条件の絞り方(1)

お客様が相談にいらして「田舎暮らしをしたいのだけど、いい物件はありませんか」という類の相談を受けることがあります。「いい」というのはそれぞれの希望に対して「よしあし」が決まるのであって、希望に即しているかは、お客様にしかわからない。私の出来ることは、お客様の希望をお聞きして、アドバイスというか、お客様の求めているものを明確にしていくことなのだと思います。ご希望を伺うと、「広ければ広い方がいいし、大きければ大きいほどいい、安ければ安い方がいい」と答えになる方がいらっしゃいまして、最初のころは大変困ったものでした。「田舎暮らし」をお考えのかたの希望は幅広く、これでは羅針盤なしに大海原に投げ出された小舟の船頭状態です。最近では私は、必ず最初に下記の3つの条件をお聞きすることにしています。 (1)最低欲しい土地の面積 (2)最低欲しい建物の面積 (3)土地建物あわせて最高に払える金額の3つです。この基本的な条件が決まれば、物件探しはかなり楽になります。 (1)(2)は、「田舎暮らし」で何をしたいか。家庭菜園なのか、陶芸、つり、ゴルフ、庭いじり?そのために必要な土地、建物の広さのイメージして頂いて決めていく。 (3)は、はじめてもしくはほとんど知らない私に教えるのに抵抗があるかもしれませんが、予算外のものをご紹介しても、お互いにその作業が無駄になってしまいます。大枠500万円単位でも結構だと思います。たまに、これらをお聞きすると不機嫌になる方がいらっしゃいます。訊き方という点で、正直私の未熟さも多々あるのだと思いますが、ご相談を受ける上で、最小限必要なことです。そして、なにより私はお客様の立場に立って、物件を探そうと考えています。「物件探しの味方」なのです。信頼していただけたら、私の120%でお客様をサポートしていきたいと思わずにはいられません。基本的にこのことは、どの会社、営業マンでも同じだと思います。 (2)へつづく

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このページは、エートスが2005年3月26日 09:01に書いたブログ記事です。

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