古民家が昨今多くのメディアに取り上げられて、かなりの人気になっています。それに一役買っているのが、1997年から活動しているNPO法人「日本民家再生リサイクル協会」です。古民家に関する情報提供やイベント等も開催していますので、関心のある方は必見でしょう。正会員(入会金:10,000円、年会費:個人12,000円・団体 30,000円)か友の会(入会金:無料、年会費:6,000円)会員になると、季刊の情報誌が届き、イベント等にも参加できます。初代の理事長をふるさと情報館の佐藤社長がやっていたこともあって、つながりは深かったのですが、1度か2度イベントに参加したことがあるくらいです。
私個人として、古民家はとっても好きです。なんというか、茅葺きの大屋根、高い天井、野太い柱梁は、なんともいえない趣を醸し出しています。まんが日本昔話に出てくるような古民家が佇む静かな農村風景は、日本人のDNAに深く刻まれた日本の原風景ではないでしょうか。さすがに東京ではほとんどなくなっていたかと思いますが、子供の頃(1970年代でしょうか)に旅行に行ったときに、車窓から茅葺きの民家をよく見ることが出来ました。最近は都市部どころか、田舎でも少なくなってきています。しかし、この仕事の役得ですね。私はよく古民家を見に行くことが出来ます。以前ふるさと情報館の時にも、何件か仲介をさせていただきました。
そのうち2軒のお宅が民宿を経営されているので、ご紹介します。一つが栃木県佐野市(安蘇郡田沼町が合併しました)にある「里山の宿梅庵」、もう一つが新潟県出雲崎町の「季節宿國安」。梅庵は40歳以上方向け熟年の宿、一日一組のおもてなしが魅力です。國安は、ペットと泊まれる一日二組限定の宿です。それぞれ名主クラスの素晴らしい古民家(私の扱った古民家の中では間違いなくTOP2!)を利用した、サービスに特徴のある宿です。是非機会がありましたら足をお運びいただけたらと思います。古民家独特のゆったりとした時を過ごせること間違いなしです。
その2につづく
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