「営業マンを困らせるヒトの3条件」

昨日書いたリクルートの『住宅情報タウンズ』に書いてあった「営業マンとお客さまとはいえ、最低限のマナーは守ってね」「営業マンを困らせるヒトの3条件」についての私の見解を少し書きたいと思います。
(1)最低限のルールを守らない
物件見学の際、約束の時間を守らない、売主の面前で物件の批判をしたり、価格交渉を始めるなど、人付き合いのマナーが守れない人。
これは当然ですね。以前も書いたとおり、不動産業者は成功報酬だけで動いていますから、いくら案内しても買ってくれなければ、一円にもならないのです。極論すれば購入者以外はお客さんは「お客さん予備軍」なのです。まあ、これは3%+6万円という大きな報酬をいただきますし、通常はお客さんは間違いなくお客さんです。致し方ない面もあります。でも、これはお客さんと営業マン」と言うより、「人として」と言うことです。それと、業者にとって売主もお客さんなのです。そこも理解していただきたいです。
(2)自分のことを話さない
重複しますが、お客さんと言っても、契約成立するまでは業者には1円も入らないのです。お金がすべてではないですが、商売でやっているのですから「もしかしたら、買ってくれるかもしれない」「ご希望に叶う物件を探して成約に結びつけたい」と思っているのは間違いない事実です。自分の事を話さないということは=「買う気がない」「希望の物件を提供できない」結果、無駄足になる訳です。あくまで、買う、借りるために探してるわけですから、心を開いていろいろお聞かせください。一生懸命がんばりますよ。
(3)希望条件の整理ができていない
→これは田舎暮らしの場合ある程度仕方がないと思います。でも、予算だけはわかるはずです。最大限出せる予算をお話いただき、お客様のご希望をお聞きすれば、我々だってプロですから、「そうだよ、私の希望はこういうのだよ!」という物件をご紹介して見せます!!(田舎暮らし物件は少ないので、難しい面もありますが・・・)。
今までも書いていますし、これからも何度でも書きます。お客さん(買主)と業者の関係は「お客さんの希望に合う物件を探す」ために、協力して事に当たった方が、双方にとって幸せな結果が得られます。
ただし、今でも悪い業者もいるでしょうし、以前はもっと多くいたのだと思います。その点を考えると、個人的な経験もありますから、いろいろ難しい面もあるのでしょう。信頼できる営業マンを見つけたら、ぜひいい関係を築いていい「田舎暮らし物件」を見つけていただきたいですね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.inakagurashi.info/post/mt-tb.cgi/344

コメントする

このブログ記事について

このページは、エートスが2005年6月17日 15:20に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「できる」不動産営業マンの探し方」です。

次のブログ記事は「民家再生の魅力―全国・事例選集」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。