資金調達(都会の不動産売却)

「田舎暮らしをしたい」と思っても先立つのもがない。でも、今住んでいる自宅はある。そんなときは自宅を売却して「住み替え」ることを考えてみてはいかがでしょう。
この場合、購入及び売却までの流れが重要となってきます。
1.移住先を決めてから自宅を売却する
こうお考える方がほとんどだと思います。引っ越しは一回で済みますから、労力・金銭的に見てもコレが一番です。でも、買った不動産を使う(住む)ためには、その全代金を支払わなくてはなりません。このため通常自宅を売った資金は当てに出来ません。では自宅を担保にお金を借りて、購入物件の代金を支払い、自宅売却代金を借入金の返済に充てる。「いい方法!」でも、“不動産さえあれば融資します”という個人向け不動産担保ローンはあるにはありますが金利は高めですし、所有不動産がすぐに売れないケースを想定するとリスクが高いのでお奨めできません。
2.売却の引き渡しと購入の決済、引っ越し等を同時に行う
これは“綱渡り”以外のなにものでもないので、ご本人、自宅の買主、移住先の売主、仲介業者や金融機関等どれかが狂ったら、崩壊しかねないシナリオです。
3.自宅を売却してから、仮住まいをしながら新居を探して移住する
この方法が一番現実的な選択肢でしょう。手順としては、(1)お知り合いや近くの業者に査定依頼をする→(2)売り出し価格を決める=購入物件の予算の大枠が決まる→(3)自宅を売りに出しと並行して、物件見学に行く。この際、案内をしてくれている業者には現在自宅を売却中であることを伝えた方があとあとスムーズです→(4)自宅の売却が決まる=売却契約→(5)移住先を決める=購入契約→(6)自宅の引っ越し=仮住まい→(7)自宅の引き渡し=決済(入金)→(8)移住先の引き受け=決済→(9)仮住まいから移住=完了です。これがスムーズに行けば、2.になるわけですが、売却の契約決済、購入の契約決済等がスムーズにいった場合ですから仮住まいを前提に進めていたら、たまたまうまくいった通りにいったと言う結果論だくらいに考えましょう。気に入る物件はご縁あってこそなので、計画通りに行くと考えない方がいいです。
実際の流れは前後することがあると思いますが、すべてのポイントは、“買い先行”をしないことです。あくまで“売れてから行動する”ということです。楽しい田舎暮らしは身軽になってからやるべきでしょう。
首都圏の不動産売却のご相談は有限会社エートスへ(ついでに会社の宣伝してしまいました・・・)。

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このページは、エートスが2005年6月22日 13:16に書いたブログ記事です。

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