荒れる農地

田舎に行って気になる光景といえば、「荒れた農地」です。正確なデータに基づいているわけではないので、私の個人的な印象になるのですが、千葉県辺りでも、耕作の中心世代は60代だと思います。あと10年経ったら、日本の田舎の景色は一変しているのではないかと思います。荒れた田畑、山。私が管理している物件の一つは10年ほど前にはよく管理された山林が、あっという間に竹に攻められ、杉は伸び放題見る影もないとのこと。昔は山間の畑まで馬車が通ったと言う里道も、獣道もしくは、人一人が歩くのがやっと言う有様です。山間の田畑の耕作が放棄されると、農地はもちろん周辺の山林、道までも荒れていく。これは本当に由々しき問題です。この問題は田舎に住む人だけでは解決出来ない問題です。そもそも人口も少ないし、人口構成も高齢者に偏っている。やはり都会の若い力に頼らなくてはなりません。農業の担い手は60代と書きましたが、実際のところ60代後半~70代が主ではないでしょうか。これから団塊の世代が大量定年を迎えます。産業界でも技術の継承に対する不安が指摘されていますが、田舎(農業)でも、ことは同じというかそれ以上でしょう。都会からの移住者の受け入れや農地の譲渡(譲渡)促進、より若い層(~40代)の農村でのボランティアの動機付けなど、やるべきことはたくさんあります。
小泉さん、あなたが決めれば誰も反対できない、反対しても反対しきれない議員構成です。よしあしは別にしてそれが事実です。小泉さん、あなたが決めれば変えられます。農地法の改正、ぜひ考えてみてもらいたいものです。

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このページは、エートスが2005年9月22日 23:38に書いたブログ記事です。

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