ヒューザー

不動産業界にとっては、ライブドア事件よりもヒューザーの証人喚問の方が重大トピックスです。誰が悪いのか、どうしてこういう事件が起こったのかを考えると、結局ライブドアと同じ根っこじゃないかと思います。一言で言うならば「職業倫理の欠如」、特に住まいに関わる仕事は聖職と言っても過言ではなりません。安全を犠牲にして利益を追求したり、手抜きを行う行為は許されることではありません。そして、それによって得られる利益だったり余力は、後で問題が発覚したときに発生する損失や手間を考えれば、普通に損得勘定をすればあり得ません。
消費者を含めた多くの関係者に、「構造」というなかなか日の当たらない分野に改めて焦点を当てました。本来は「阪神大震災の教訓が生かされなかった」というのが正しい表現なのでしょうが、供給者たる不動産業者はもちろん、消費者も再度、構造をはじめ建物の基本性能を大切にしていなくてはならないと思います。

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このページは、エートスが2006年1月18日 13:07に書いたブログ記事です。

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