海の見える物件

「海が見える物件」は田舎暮らしだけではなく、多くの方にとって憧れの物件です。ですから、ほんのちょこっと海が見えるというだけで、土地の価格が周囲より何割も上がってしまうこともあります。海が見える物件は、そのご希望の割りに物件数が少ないのが実情です。これは極めて簡単な話で、海は地面より低いところにある訳ですから、少し高いところからでないと海が見えないわけです。そして、九十九里浜のように平地の海岸線の場合、砂防林があるだけで、ほんの近くに海があるのに関わらず、海を見ることが出来ません。また、海岸線から立ち上がる岸壁にはここ入っていく道路がなかったり、建築上なんらかの問題があるケースも多々あります。ですから、海が見える物件というのは、絶対数が少ないのが現実です。
でも、私は海が見える物件はあまりお奨めしません。もちろん別荘利用でたまに海を眺めてのんびりするのは、あこがれます。でも、海はいつも穏やかではないのです。時に荒れ狂い、本当に怖いくらいの時もあります。そして、潮風による塩害もあります。もし、海が見たいというのであれば、旅行に行って海近くのホテルに泊るのがいいと思っています。せめて「海は遠くにあって眺めるもの」で十分ではないかと。。
これは海の話に限らず、“憧れ”と“生活”は異なるという話につながります。憧れは憧れだからこそ良く、生活になってしまったら、その“ときめき”は失せてしまうのではないでしょうか。私の中で「海」と同じポジションなのが、温泉です。「田舎暮らしで温泉」甘美な響きです。でも、所詮、実現できたところで、一坪とか大きくても二坪くらいの通常の浴室に温泉を引き込むぐらいです。もちろん費用がかからなければいいのですが、取得時には温泉権、使用すると温泉使用量がかかってきます。温泉は、広く、湯量もたっぷり、日常世界から少し離れた時間が持てる「これぞ温泉」という空間で入るからこそ、温泉の価値が出るのです。成分温泉であれば、温泉の元や種々の入浴剤が売られていますから、それで十分な気がするのです・・・。

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このページは、エートスが2006年4月16日 11:22に書いたブログ記事です。

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