
それは一生懸命雑巾やらたわしやらでふき取ったですが、その際、表面の汚れも一緒に取れて、以前の白木の状態が復活したのです。「え、こんなに綺麗になるの?」と本当に驚きでした。たまたまですが、一部だけ綺麗になってみると、他の汚いところが目立ってしまって、さあ大変、結局ほかの所も掃除する羽目に陥りました。ふき取ると言うか洗うと言うかなのですが、結構大変な作業で、吹き終わるまで4時間くらいかかりました。途中で、腕は痛いは、ゴム手袋が破れて水が入ってきて冷たいはで、何度も挫折しかけましたが、途中でやめる訳にもいかず、半ばトランス状態で、ひたすら作業を続けました。最後は日が落ちてきて暗くなるのと同時に作業も一応終了。
はじめてやって見ると、いろんな失敗をするものです。作業をしていて気がついたのは、綺麗になったと思ったら、なんだか杉の板目(年輪)がはっきりと見えてきたんです。表面を良く見てみると、赤い年輪部分は硬いので、そのまま残り、白太というか年輪の間の白い部分が削れていたんですね。だから年輪がはっきりしてきて、かなりいい雰囲気でした。古民家の下見板は経年劣化で自然にこうなるのでしょうが、怪我の功名、今回はなかなかいい感じに仕上がりました。・・・あ、本当はこの後に、ステインを塗らなくてはいけないのでしょうが、時間切れ次回塗る事にしました。よーくネットで調べるとキシラデコールが、実績もあって良さそうです。来週辺りでも行って塗ってきますか・・・。

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