昨日、東京都の土地に建てる定期借地権分譲の街「むさしのiタウン」の申し込み締め切り、公開抽選がありました。私も申し込んだのですが、結果は“はずれ”・・・。まぁ、私の申し込んだ区画は倍率が49倍と最高倍率でしたから、当選確率は約2%。いや、ほんとうに残念でした。今回分譲分の50戸に対し、合計437件の申し込みがあり、平均倍率は8.74倍でした。目立ったのは、特定の区画に応募が集中したことです。申し込みの倍率上位5番目までで、176件で全体の40.27%の応募がありました。反対に無抽選の区画は8区画、2倍が5区画、3倍が3区画ありました。さらに、建物の建設事業者ごとの倍率をみてみますと。アキュラホームが4区画に対し94件、23.5倍。木造ドミノが3区画に対し59件、19.6倍。100年住宅が、4区画に対し41件、10.25倍。木の香る家4区画に対し36件、9倍。東日本ハウス35区画に対し207件5.9倍でした。区画や事業者ごとにかなり応募が偏ったことにはいくつかの理由があるかと思いますが、最大の理由は物件価格です。3000万円以下の物件への希望が多く、14区画に対し231件、16.5倍です。そして建物の価格も大きな要因です。東日本ハウスの建物が、他の事業者に比べて建物の坪単価が高く、割高感がありました。これから、第2期、3期と続くことになりますが、第一期の申込状況をよく分析、検討した上で、建物プランや仕様、価格設定を決めて頂きたいと思います。
このプロジェクト全体のことを私なりに考えたことをいくつか書いてみます。定期借地権で総戸数280戸の分譲を行うということはかつてない試みだと思います。そして70年と借地権の期間が長くなっていることも、ほぼ間違いなく購入者が生涯そこで暮らすことが出来るという点で画期的です。しかし、280戸もの街が70年後の消滅が決まっているにもかかわらず、街作りを行うということは異常なことだと思います。分譲地全てが定期借地権ではなく、一部でも所有権の区画があるならば、この街は維持されることになりますが、70年後280戸の住宅全てが取り壊され更地となります。借地期間が残り少なくなるに従い、後継者は建物を更新(建て替えや修理)することがなくなり、建物が荒れていくことも考えられます。それが、一区画ごとに起こるのではなく、全体が同じ状況なのですから、街が荒れていく事態を否定できません。それでも、東京都の企画した人たち(石原知事はもちろん)や購入した世代はほぼそういった事態と無縁ですから、どこか釈然としないものがあります。
では、何故私は申し込んだのか。上記の問題を考慮しても、この物件が魅力的だったのです。敷地、建物が広く、日当たり良好。最寄り駅への距離、スーパー等の生活利便施設の充実など。他ではとうてい望むべくもない環境でした。そして付け加えるならば、上記の問題は今後マンションにおいて、建て替え・修繕等の問題が議論され、実践されるに従って、筋道がつけられるのではないだろうかとも思っています。少し楽観的ですが、いつどんな時でも不確定な要素があるのは避けられませんから、リスクを認識した上でメリットとデメリットとのバランスがとれていればいいのではないかと思います。
長くなりましたが、この定期借地権の議論はさておき、今回の抽選の倍率を見ても東京でいい住宅を得ることがとても困難だということを改めて認識しました。やっぱり田舎暮らしはいいなあなんて思ってます。50坪の敷地なんて狭い狭いですから・・・(都会にいるととっても大きく見えるんですが)。それでも今は都内で仕事をしようと思っている私は、この「むさしのiタウン」是非住みたいです。。。
このプロジェクト全体のことを私なりに考えたことをいくつか書いてみます。定期借地権で総戸数280戸の分譲を行うということはかつてない試みだと思います。そして70年と借地権の期間が長くなっていることも、ほぼ間違いなく購入者が生涯そこで暮らすことが出来るという点で画期的です。しかし、280戸もの街が70年後の消滅が決まっているにもかかわらず、街作りを行うということは異常なことだと思います。分譲地全てが定期借地権ではなく、一部でも所有権の区画があるならば、この街は維持されることになりますが、70年後280戸の住宅全てが取り壊され更地となります。借地期間が残り少なくなるに従い、後継者は建物を更新(建て替えや修理)することがなくなり、建物が荒れていくことも考えられます。それが、一区画ごとに起こるのではなく、全体が同じ状況なのですから、街が荒れていく事態を否定できません。それでも、東京都の企画した人たち(石原知事はもちろん)や購入した世代はほぼそういった事態と無縁ですから、どこか釈然としないものがあります。
では、何故私は申し込んだのか。上記の問題を考慮しても、この物件が魅力的だったのです。敷地、建物が広く、日当たり良好。最寄り駅への距離、スーパー等の生活利便施設の充実など。他ではとうてい望むべくもない環境でした。そして付け加えるならば、上記の問題は今後マンションにおいて、建て替え・修繕等の問題が議論され、実践されるに従って、筋道がつけられるのではないだろうかとも思っています。少し楽観的ですが、いつどんな時でも不確定な要素があるのは避けられませんから、リスクを認識した上でメリットとデメリットとのバランスがとれていればいいのではないかと思います。
長くなりましたが、この定期借地権の議論はさておき、今回の抽選の倍率を見ても東京でいい住宅を得ることがとても困難だということを改めて認識しました。やっぱり田舎暮らしはいいなあなんて思ってます。50坪の敷地なんて狭い狭いですから・・・(都会にいるととっても大きく見えるんですが)。それでも今は都内で仕事をしようと思っている私は、この「むさしのiタウン」是非住みたいです。。。