2005年6月アーカイブ

日経BP出版センターから発行されている『日経Associe』という雑誌の特集“会社でも家でもできないことをする通勤時間の究極活用術”が目に入って買ってきました。この間、私もこのブログで通勤時間のことを書きましたが、通勤時間は不思議にこのタイトル通り“会社でも家でもできない”ことが出来る稀少な時間です。本を読む、考える、聴く、いろいろな活用法が載っていましたが、私は新聞と本、雑誌を読みます。その中で、仕事のネタやブログのネタなんかも探します。
そうそう、この号で“ブログが変える仕事と生活”という記事がありました。最近は、ビジネスツールとしてのブログの活用法もこれから研究して行きたいと思います。
不動産において、「売れる物件」「売れない物件」という表現がありますが、売れる売れないは、結局のところ“物件価値と価格とのバランス”によって決まって来ます。「いい物件」という場合も、物件の質に比べて安いケースがほとんどです。金額が高ければ、質が良いのは当たり前ですから。
媒介の場合でも売主の場合でもそうですが、物件の“値付け”は最重要事項です。売る方は出来るだけ高く売りたいし、買う方は出来るだけ安く買いたい。売主と買主は、利益相反な訳です。でも、私は、物件の価格は少し安めの価格を設定すべきだと思っています。それはAという物件あったとして、3000万円だと「普通の物件」でも、2800万円だと「いい物件」になって、「売れる物件」になるからです。また逆にその物件Aが3500万円という値段がついていたら、これはいい物件といえないのではないでしょうか。
売りに出してる物件が「売れない」とします。売れない理由は、
1.「売れない物件」である=価格が高い
2.告知(広告)が足りず、ユーザーに情報が届いていない
3.物件自体に物理的な欠陥がある
です。でも、実際のところ3.はほとんどありません。物理的な欠陥も通常は費用をかければ、解決できます。その欠陥を解決するのに要する費用プラスアルファ分値段が下がれば、それは欠陥ではありません。
1.の価格が高いですが、これも判定は難しいんですね。大枠で相場からずれてない価格設定の場合、2.の告知不足かもしれません。でも、意外と探している方はよく見ているもので(告知出来ている訳です)、価格を下げるとすぐに売れてしまうものですが・・・。
「田舎暮らし」「リゾート」という言葉があります。もちろんそれぞれに言葉の意味があるわけですが、私たち(不動産会社の社員達)はこれを不動産のカテゴリーを表す言葉としてなんとなく使っています。でも、この言葉は結局は不動産をどう使うかによって変わるはずです。買った人が、リゾートとして使うか、田舎暮らしとして使うかは、我々には断定できません。何となくイメージで使っている気がします。「週末田舎暮らし」という言い方をしますが、リゾートの語源である「度々訪れる」そのものです。
田舎暮らし、リゾート、他にも言い方があるのかもしれませんが、日常や従来の生活スタイルから離れて過ごす、暮らす。その場のご提案をするのが私たちの職分なのだろうと思っています。
最近ブログを使った不動産会社をよく見かけるようになりました。かく言う私も「インターネット不動産屋」を目論んでいるわけで、物件のデータを会社のページで掲載し、ブログで物件に関するコメント(これは、偏った私見でもいいと思います)を書くつもりです。
伊豆で、ブログを使っている業者さんがあったので、ちょっとご紹介。
ブログが「伊豆に暮らす人々の架け橋」、ホームページがレインボーコムです。都会の物件を扱っていてももちろん出来るのですが、田舎物件を扱う会社にはこの方法(ブログとホームページ)の連携は有効だと思っています。お客様の「田舎暮らしをしたい」という想いに対しては、何より物件をご紹介する不動産会社の担当者の個人の想いはが、有用ですし、有効だと考えています。
私の仕事の宣伝になってしまいますが、「インターネットを含んだIT技術をを使った不動産業」のコンサルティングを行っています。ご関心のおありの方は、有限会社エートスのホームページよりお問い合わせください。
昨日車で一日千葉に行っていました。天気が良く、梅雨は一体どこに行ったのだろういうくらい暑く、夏のようでした。天気がよく行楽日和だったこともあって、道路は結構混んでいました。私の場合自宅が三鷹なので、千葉に行くには首都高速を端から端まで行かなくてはいけないので、ここをどうやって時間がかからないように抜けるかが大きな課題です。
表示を見ながら高速に乗らず、下道を走ったり、一つ先の入り口まで行ってみたり、いろいろ試してみました。でも結局素直に高速道路に乗っていた方が早いというのが、私の結論です。それと混む曜日と時間帯は出来るだけ避けるしかありません。ただ、間違いなく夜は車が空いているので、田舎暮らしを実践された暁には、夜もしくは早朝に移動することをお奨めします。
気を付けていただきたいことは、高速道を降りて田舎の道に入ると道は空いているし、信号はほとんどない。高速道路を走って来た慣れもあって、勢いスピードを出しがちです。制限速度を守れとは言いませんが(大きな声では言えませんが、田舎の人たちも結構飛ばしてます)、節度ある運転を心がけてください。最後のところは自分の身のためですから。
ある人にとっての物件の“良し悪し”は単純にその人がただそう感じたことであって、ほとんどが理由がないのではないかと私は思います。物件の“良し悪し”は実は“好き嫌い”と言い換えてもいいかもしれません。うまくいえないけれど誰がどう言ったとしても、自分が感じたことが正しい(というか、正誤ではありませんが)はずです。だから、私は物件を見たときに理由なくいいなと思ったらそれは“買い”と思うし“売れる”と思います。
ただし、そのこととは別に、建物自体に欠陥があるとか、実は平日は騒音がすごいとかそういう物理的・環境的な問題には、説明できる良し悪しがあります。その辺は仲介業者にご相談ください。だとしても、最終的にご判断されるのはお客様です。業者がいいと言ったとしても、鵜呑みにするのではなくご自身の責任においてご判断ください。いくら責任転嫁をしても、自分の人生は他人に変わってもらうことは出来ないのですから。
今日の朝TVをつけたら、NHKの『生活ほっとモーニング』で“あなたは老後をどこで誰と暮らしますか”というテーマで番組を放映していました。チラッと最初のほうを見ただけなので、どういう形で番組が終わったのかは知らないのと、この話はブログでさ“ささっ”と書けるような簡単な問題じゃないので、私が気になった一部分について書きます。
島根県西ノ島町に移住した大阪のご夫婦の話です(あ、これはあくまで取材対象となった個人に対してのコメントではないので、その点はご理解のうえお読みください)。過疎対策として行われている「50歳以上の夫婦に対し空き家を安く貸し出す移住促進事業」を利用して移住し、静かな環境の中で、落ち着いた充実した老後を実現している。そして経済的にも安定し、良好な人間関係も築いている。ご夫婦にとってはおそらくこの移住は成功だったのだと思いますし、うらやましくさえあります。でも、私には腑に落ちないことがありました。
(1)支援策の50歳以上の夫婦に空き家を安く貸し出す
(2)ご夫婦が以前の経験を生かして、ボランティアをする、安く仕事を請け負う
今まで社会を支えてきた高齢者の、老後の生活費不安がないことは社会として健全です。また、経験を生かして地域の人に奉仕する、これもとてもいいことだと思います。でも、気になるのは“50歳以上=高齢者”と“安く”もしくは“ボランティア=無料”いう3点です。これでは、若い人はこの地域では暮らせなくなってしまいます。我々若い世代が、同じ仕事をしようとしようとしても、安い住居と年金に裏打ちされた“安い人件費”に加えて、経験も実績も上ときたら、とても勝負になりません。“仕事がないと当然生活できないので、ここには住めない”わけです。
今の社会の中で、確かに高齢者は社会的な弱者である面は否定できないと思います。でも私はそれ以上に今の働き盛りの世代以降ももっと大変なことになっていると思います。それには若者が、つらい仕事を我慢してやらない、仕事の結果を短期的に考えるなど、我々自身が逃げている部分も多いのだと思います。だとしても、将来の未来のことを考えると、高齢者より若い世代に目を向ける必要があると思います。地域のあり方としても若い世代を支援する働きを担ってもらうというような形で、お互いがよい関係を作って行くべきでしょう。
この番組の具体的なケースでいえば、安い賃料で貸すのは若い世代にして、高齢者には相当の賃料で貸す。左官工事やを安くやってあげるのではなく、左官工事をやる若い世代に教えたり、洋裁を教える先を若い世代にし、技術を習得した若い世代が正規のお金をもらって、生計を立ていく。
このことに限らないのですが、私がいつも考えているのは、「相互にいい関係を作っていくためにはどうしたらいいか」ということです。それは高齢者と若い世代という対比だけでなく、都会からの移住者と地元の関係であったり、お客さんと仲介業者(不動産会社)であってもです。
会社を興してからなおさら思うのですが、本当に“生きていく”って大変なことです。物事には多面性がありますし、それぞれの事情もあります。ただ、この番組だけでなく、“田舎暮らし”に携わっている中で、「田舎には若い世代が本当に少ないと」と感じているので書かせていただきました。
起業してみてわかったことは、“お金には羽根が生えている”ということです。話には聞いていたけれど、ホントだったんですね。あれっと気が付くお財布からなくなってるんです。これは間違いなく、お金には羽が生えていて、飛んでいっているんだと…。大したものは買っていないので、一体何に使ったんだ?と不思議に思うのですが、あれこれ考えてみると、積み重ねで使っているわけです。これはよっぽど気を付けないといけない。そして、次の仕事決めないと。起業は楽じゃないですね。
「田舎暮らしをしたい」と思っても先立つのもがない。でも、今住んでいる自宅はある。そんなときは自宅を売却して「住み替え」ることを考えてみてはいかがでしょう。
この場合、購入及び売却までの流れが重要となってきます。
1.移住先を決めてから自宅を売却する
こうお考える方がほとんどだと思います。引っ越しは一回で済みますから、労力・金銭的に見てもコレが一番です。でも、買った不動産を使う(住む)ためには、その全代金を支払わなくてはなりません。このため通常自宅を売った資金は当てに出来ません。では自宅を担保にお金を借りて、購入物件の代金を支払い、自宅売却代金を借入金の返済に充てる。「いい方法!」でも、“不動産さえあれば融資します”という個人向け不動産担保ローンはあるにはありますが金利は高めですし、所有不動産がすぐに売れないケースを想定するとリスクが高いのでお奨めできません。
2.売却の引き渡しと購入の決済、引っ越し等を同時に行う
これは“綱渡り”以外のなにものでもないので、ご本人、自宅の買主、移住先の売主、仲介業者や金融機関等どれかが狂ったら、崩壊しかねないシナリオです。
3.自宅を売却してから、仮住まいをしながら新居を探して移住する
この方法が一番現実的な選択肢でしょう。手順としては、(1)お知り合いや近くの業者に査定依頼をする→(2)売り出し価格を決める=購入物件の予算の大枠が決まる→(3)自宅を売りに出しと並行して、物件見学に行く。この際、案内をしてくれている業者には現在自宅を売却中であることを伝えた方があとあとスムーズです→(4)自宅の売却が決まる=売却契約→(5)移住先を決める=購入契約→(6)自宅の引っ越し=仮住まい→(7)自宅の引き渡し=決済(入金)→(8)移住先の引き受け=決済→(9)仮住まいから移住=完了です。これがスムーズに行けば、2.になるわけですが、売却の契約決済、購入の契約決済等がスムーズにいった場合ですから仮住まいを前提に進めていたら、たまたまうまくいった通りにいったと言う結果論だくらいに考えましょう。気に入る物件はご縁あってこそなので、計画通りに行くと考えない方がいいです。
実際の流れは前後することがあると思いますが、すべてのポイントは、“買い先行”をしないことです。あくまで“売れてから行動する”ということです。楽しい田舎暮らしは身軽になってからやるべきでしょう。
首都圏の不動産売却のご相談は有限会社エートスへ(ついでに会社の宣伝してしまいました・・・)。
私は今自宅から事務所まで約30分とかなり恵まれた通勤環境です。自宅は駅から遠いのでバス利用となりますが、駅からは中央線快速、総武線と両方使えますので、これもとても便利。
不満はないのですが、困ったことが一つ。なんと言っても電車に乗っている時間が少なすぎて、新聞が読めない(読み終わらない)のです。以前は多少の斜め読みをしながら、行きに日経新聞、帰りに日経産業新聞を読んでいました。今では朝食を食べながら読んでいるのに帰宅するまでに読み終わらないのです。不思議なもので、自宅に帰ってからは意外と新聞を読まないんですね。新聞は貴重な情報源なので、どうにか読むようにしたいものです。
そう、通勤電車のなかでは、意外とやることがあって有意義に過ごすことが出来ます。私も千葉に出張するときの電車・バス移動中は新聞や本を読み、寝たりととても有意義に使っています。それに不思議なことに移動中は集中できるんですね。
一定の通勤時間はあってもいい気がします。その時間が1時間では長いのか、短いのかも個人差があるのだと思いますが、本を読む、音楽を聴く、寝るなど有効に使えれば、苦痛でもないし、有用な時間なのです。
もちろん勤務地によるわけですが、千葉県ならば東京都心まで約一時間半程度~の通勤で、働きながらの田舎暮らしも可能です。ちょっと広より長い通勤時間と田舎暮らしも楽しんで一挙両得エンジョイライフはいかがでしょう。
私は物件調査と称して、いろんな住宅を見る機会があります。正直、建物を見るのは大好きなので、楽しくて仕方ないですね。藤井孝一著『週末起業』筑摩書房刊のなかに、どんな仕事で起業するかという話で「好きで好きでたまらないこと、それをやっていればお金が稼げなくても寝ずにいられる、楽しくて仕方がないというような“趣味”を仕事にする」ということが書いてあり、“週末起業”とは直接関係はないのですが、とても共感できました(この本の中身はもっと深いので、もし起業を考えている方はご一読の価値ありだと思います)。遊びと言うのとはもちろん違いますし、趣味や遊びでは仕事として成立し得ない。でも、私にとっては遊んでいる感覚とか趣味という感覚があります。“好きこそものの上手なれ”ということで、この仕事を真剣にそして、楽しみながらやってます。
あ、話がずれました。「建物の造り」についてです。この仕事をする前は建売住宅をやっていたので、在来工法やプレハブ住宅をハウスメーカーに作ってもらっていたわけです。その建物は表面上、とてもきれいで、基本的には文句はない。それにハウスメーカーの家はスイッチの位置とかドアの取っ手、開口部の位置など、それはよく考えられていて、使い勝手よいこと間違いない。しっかり構造計算がされていて、地震対策も万全。やっぱり高いだけのことはあります。ただ、使用部材はいただけない。
構造材や外壁、屋根等は、ハウスメーカーの住宅としてのメリットを享受するには必要不可欠なのでいいのですが、仕上げ材はもう少しどうにかならないものかと思ってしまいます。部材製造の工業化や施工の均一化、そしてクレーム対応のしやすさ等により、致し方のないことかもしれませんが、新築のときが一番美しく、古くなり薄汚れていってしまいます。内装は、天然材を少しでも多く使って、時を経ても美しくなっていく家であってほしいと思います。
私はいわゆる団塊ジュニアの世代(第二次ベビーブーマー)です。今の子供たち(友人から聞いた話なのであいまいで恐縮ですが、今の幼稚園製くらい)は、大学は全入の時代になるそうですし、労働人口は減って、売り手市場の就職活動かもしれません。それに比べて、私の一年年下の代が団塊ジュニアのピークで、受験勉強から就職活動まで、結構苦労してきました。このことは決して悪くないことで、いい意味で従前の考え方に問題意識を持ったり(バブルの崩壊も目の当たりにしました)、切磋琢磨することが多かったのでしょう。ホリエモン氏を筆頭に、同世代でたくさんがんばっている人たちがいます。その中で、私なんかは走り出したばかりで、海のものとも山のものともわからない状態ですが、やり始めた以上はどうにかやっていきたいと思っています。
そう、その団塊ジュニアにとって自分達(自分の家庭、夫婦に子供達)のコトに次いで大きな関心事は両親のことでしょう。これから大定年時代を迎えます。自分の親が、また親世代が会社を離れどう暮らしていくのか。人生80年時代を迎え、老後の20年をどう過ごしてもらうか。我々の世代は親を養う余力があるのは、ほんの一握りの人達です。それそれが自立して、生活をして行かなくてはなりません。これは歴史的にも初めてのことなので、ここに大きなビジネスチャンスがあるに違いありません。少なくとも、この時代の変化に合ったビジネスを構築していかない限り、ビジネスの成功はもちろん、成立はないでしょう。
私は自分は天才ではないので、今まで誰もが考え付かなかったことを考え出せるとは思っていません。ただ、今まで普通に行われてきたことを、少し違った角度から見ることや新しいツールを使ってやってみることはできます。いろんな物事を、ちょっとだけ視点を変えて見てみる。そのためにもブログはいいツールだと思います。
以前民家のことについて書きましたが、今日は日本民家再生リサイクル協会編『民家再生の魅力―全国・事例選集』相模書房刊をご紹介します。
この本は日本民家再生リサイクル協会(以下民家協会といいいます)の活動の中でかかわった民家再生の事例集です。“移築再生”“現地再生”“古材利用”“店舗”とカテゴリー別に合計51の事例が載っています。
古民家をお考えの方はもちろんですが、新築や改修をお考えの方にもポイントポイントで参考になると思います。私は物件を見て、この家はどう利用したらよいかを考えるのが大好きなので、ご案内の時には勝手に改修プランをご提案してしまします。その時のアイディアの予習と物件調査後の復習にと利用しています。豊富に写真が掲載され見ているだけでも楽しい一冊です。価格も税込2,625円と安いのでありがたいです。
昨日書いたリクルートの『住宅情報タウンズ』に書いてあった「営業マンとお客さまとはいえ、最低限のマナーは守ってね」「営業マンを困らせるヒトの3条件」についての私の見解を少し書きたいと思います。
(1)最低限のルールを守らない
物件見学の際、約束の時間を守らない、売主の面前で物件の批判をしたり、価格交渉を始めるなど、人付き合いのマナーが守れない人。
これは当然ですね。以前も書いたとおり、不動産業者は成功報酬だけで動いていますから、いくら案内しても買ってくれなければ、一円にもならないのです。極論すれば購入者以外はお客さんは「お客さん予備軍」なのです。まあ、これは3%+6万円という大きな報酬をいただきますし、通常はお客さんは間違いなくお客さんです。致し方ない面もあります。でも、これはお客さんと営業マン」と言うより、「人として」と言うことです。それと、業者にとって売主もお客さんなのです。そこも理解していただきたいです。
(2)自分のことを話さない
重複しますが、お客さんと言っても、契約成立するまでは業者には1円も入らないのです。お金がすべてではないですが、商売でやっているのですから「もしかしたら、買ってくれるかもしれない」「ご希望に叶う物件を探して成約に結びつけたい」と思っているのは間違いない事実です。自分の事を話さないということは=「買う気がない」「希望の物件を提供できない」結果、無駄足になる訳です。あくまで、買う、借りるために探してるわけですから、心を開いていろいろお聞かせください。一生懸命がんばりますよ。
(3)希望条件の整理ができていない
→これは田舎暮らしの場合ある程度仕方がないと思います。でも、予算だけはわかるはずです。最大限出せる予算をお話いただき、お客様のご希望をお聞きすれば、我々だってプロですから、「そうだよ、私の希望はこういうのだよ!」という物件をご紹介して見せます!!(田舎暮らし物件は少ないので、難しい面もありますが・・・)。
今までも書いていますし、これからも何度でも書きます。お客さん(買主)と業者の関係は「お客さんの希望に合う物件を探す」ために、協力して事に当たった方が、双方にとって幸せな結果が得られます。
ただし、今でも悪い業者もいるでしょうし、以前はもっと多くいたのだと思います。その点を考えると、個人的な経験もありますから、いろいろ難しい面もあるのでしょう。信頼できる営業マンを見つけたら、ぜひいい関係を築いていい「田舎暮らし物件」を見つけていただきたいですね。
住宅情報タウンズ今日、中野の町を歩いていたらリクルート社が出している『住宅情報タウンズ(6月8日号)』という無料雑誌が目にとまったので、一部持って帰ってきました。その表紙にでていた特集が“「できる」不動産営業マンの探し方”だったのす。ポイントとしてかかれていたのは
(1)私たちの話をよく聞いて、希望をくみとってくれるか
(2)知識豊富なだけじゃなく、わかりやすく説明してくれるか
(3)誠意と熱意のある営業マンか

の3つでした。それぞれ例を挙げて説明がしてあり、それぞれもっともなことでした。ただ、都会と田舎では「出来る」営業マン像は多少違う気がします。なんというか、田舎の物件を探す際には、イニシアティブはお客さんがとった方がうまく行くんですね。田舎では基本的に何でも自分でやるというスタンスでなくては生活が成り立たない。交通や周辺環境はご自身で調べていただいて(といっても田舎ですから、役場や公共交通機関に電話するとすぐ調べられます)それでもわからないことをご質問いただければ、最大限お答えしますし、その時点でわからなければ、改めて調査の上ご回答します。もちろん不動産のプロとしてすべき法規関係や設備等のいわゆる「重要事項」のご説明は、責任もって行わせていただきます。一般的に行われている「上げ膳据え膳」的なサービスは田舎の不動産探しには、百害あって一利なし(大げさ・・・)。「依存する」気持ちを捨てて「自己責任」で様々なことを進めていただきたい。
私の考える“田舎不動産「できる」営業マン”は、
(1)私たちの話をよく聞いて、希望条件をはっきりさせてくれる
(2)豊富な知識で、質問に的確に答えてくれる
(3)正直で誠意のある営業マンか
といったところでしょうか。特に(3)ですが、田舎暮らしを希望する方は、必要に迫られていないケースが多いので、“ほっといてくれる営業マン”も重要だと思うのです。
この特集の最後、「営業マンとお客さまとはいえ、最低限のマナーは守ってね」とのコメントとともに、、「営業マンを困らせるヒトの3条件」が書いてありました。
(1)最低限のルールを守らない
(2)自分のことを話さない
(3)希望条件の整理ができていない
以前から書いていますが、お客さんと業者で「お互いにとっていい関係」を作っていい物件を見つけたいものです。そして何より、目的は物件ではなくそこで送る「暮らし」だと言うことも忘れないようにしましょう。
物件を一番きれいに写真に撮れる天気は、実は曇りの日です。分譲住宅とかのお金をかけてプロが撮影して、さらに修正をかけて作る写真は天気の良い日に撮りますが、我々が通常物件写真は曇りの日がよくとれます。晴れた日は陰が強く出てしまうのと、太陽の方向によって逆光になってうまく撮れなかったりします。それに、一日に何件も物件調査しますので、夕方の西日が強いと撮影をあきらめたりします。ですから、特に写真を撮る日が曇りだととてもうれしいです。私は“晴れ男”らしくて、ほとんど物件調査に行くと晴れてしまいます。もちろん雨よりはいいのですが、窓の開け閉めで汗はかくし、やっぱり曇りが一番です。今の梅雨の時期は、さすがに雨の日が多いので、カメラやレンズが濡れないように撮らなくていけませんし、何かと大変です。
あ、でも物件からの景色は間違いなく晴れたときがいいです。それも冬の晴れた日の朝。放射冷却でえらく寒かったりしますが、澄み切った空気は、物件からの景色を鮮明に写しだしてくれます。夏はどうしてももやってしまうので、あまりうまく撮れませんが、その美しい景色は田舎暮らしを実現してから、存分に楽しんでもらうことにしましょう。
これは何も「田舎暮らし」物件に限ったことではないのですが、不動産物件の写真について。今はインターネットの時代ですから、不特定多数のお客さんに物件写真をカラーでプレゼンできるようになりました。以前は、写真をカラーで印刷して、お客さんの元に届けるのは、雑誌やチラシ等の紙メディア(もちろんテレビもありますが・・・)しかなく、えらく時間とコストがかかることだった訳です。雑誌は発行部数、広告の大きさ等によるので、安いものもありますが、チラシは制作費、印刷費、折込料をいれると約10円/枚はかかります。それがデジタルカメラとネットだと実質タダ(利用出来る環境を作ればですが)なのですから、これを利用しない手はありません。
そう、写真も重要な営業ツールなので、出来るだけ“よく見えるように”“いい部分を”出来るだけの配慮を持って撮影します。以前、建築の専門学校で「建築と建築写真は別物である」と教えられました。物件を撮っているのですから、それは物件であることは間違いないのですが、そこには撮影者の意図があり、営業サイドから見た写真の選択があり、出来上がったプレゼン資料なのです。ですから、写真から現物を推測するときは、少し割り引いて見た方がいいのかもしれません(時と場合によっては、写真より現物の方がいい場合だってありますが・・・)。
私の写真の撮り方、選び方は、基本的にお客さんにどういいところを見せるかと言う視点で行っていますが、意図的に“悪いところを隠す”ことはほとんどしていません。私の個人的な主観であまり判断をしてはいけないという自戒もあるのですが、私自身がおすすめ出来ない物件は紹介したくないですし、疑問に思うところは、正直にお伝えした上で、判断を仰ぐことが重要だと思っています。
問い合わせの際に、物件の悪いところをお伝えすると、「売りたくないのか」と言われることも何度かありました。それも、行ってみて“がっかり”されて、「事前にわかっていたら見に来なかった」と思われるのを避けたいという想いからなのです。
昨日、成田空港の騒音について書いたのですが、他にも電車や道路(車)の騒音もあるなと思って、飛行機以外の騒音についてもちょっと書いてみます。
前提として、受け取り方・感じ方というのは個人の経験や感性によって大きく左右されます。ここに書くことは、私の個人的な経験を元に私の感じたことで、一つの見解にすぎません。ちなみに私の実家は調布市の静かな住宅街にあります。30m道路(正式には東八道路)から距離が近いので、昼間はある程度音がしますが、夜は本当に静かな環境で育ちました。今は吉祥寺通り沿いのマンションに住んでいて、いつでも多少音がすると思っています。何が言いたいかと言えば、私はかなり音への感覚が敏感だと言うことでしょう。
飛行機もそうなのですが、公共交通機関。この場合電車になりますが、線路の音は、あまり気にする必要はないと思います。田舎ですから、電車のそもそも本数は少ないですし、貨物以外は基本的に夜には止まっています。以前、分譲住宅の販売で線路から100m位のところの販売を約半年間していたことがあります。最初は気になっていましたが、販売が終わる頃にはほとんど気にならなくなっていました。電車の場合、リズムが一定なので、特になれてしまう気がします。ただ、踏切はどうなのかなと思います。もともと踏切を渡ろうとする人に注意を喚起するために鳴る音ですから、私はなかなか慣れないのではないかと思っています。電車の本数が少ないのは確かなのですが、本数を数えるとき上り下りあるので、時刻表の確認の際お忘れなくお願いします。
道路。車の通りは途絶えることがないという点で、電車とは違います。もちろん、交通量次第なのですが、広い道路であれば昼夜一定の交通量は覚悟しておいた方がいいでしょう。それと注意するのは、晴れの日より、雨の日の方が音がします。その点も少し割り増して考えた方がいいかもしれません。まぁ、同業者には「気にしすぎ」とも言われますので、実際は慣れてしまえば大したことがないのかもしれませんが、私は積極的におすすめすることはないでしょう・・・。
千葉県・北総エリアでの田舎暮らしで気になることといえば、成田空港の騒音でしょう。このエリアの最大の魅力でもある空港の存在が、こと騒音に関してはマイナスに働きます。実際、ペアガラス等の騒音対策が施された住宅の中にいても、音はしないわけはないですし、外にいれば対策なんて関係ありません。
私も飛行機の音が気にならないわけでないのですが、「音がうるさい」といわれるところに住んでいる人に聞くと意外と気にしていないというのが現実です。田舎暮らしで移住した方ももちろんいますが、だんだん慣れて「さほど気にならなくなった」とおっしゃるのです。正直なところ私は飛行機の音のするところに住んでいないので、「そんなものかな」と思わなくはないのですが、多分人間は慣れてしまうものなのだろうと思います。
ただ、やっぱり「田舎暮らし」というと「静かな暮らし」というイメージがあるので、私としては積極的に音のするところをオススメはしていません。騒音は空港からの距離というより、航路からの距離と高度によって変わります。滑走路が北北西から南南東に走っていますので、それに平行したエリアは近くても音があまりしません。航路の下になれば音がします。あとは、距離が離れている場合は、その日や季節の風向き等により航路や旋回コースが変わって、音がすることがあるようです。
音に関する感性も人それぞれですから、結局は現地に行って確認してみてください。お客様本人が感じることが、誰がなんと言おうと真実ですから。
私が起業してよかったことは、基本的に何でも自分で決められる事です。これが、会社がある程度の規模になってくると、経営者もいろんな会社のシステム、人などに縛られて自由が利かなくなることはあるのでしょうが、今は私=会社みたいなものですから、ほぼ何でも自由になります。
そう、私の考える会社の営業スタイルです。「お客さんにとって一番いい選択のお手伝い」を基本理念として、「不動産屋らしくない不動産屋」でありたいと考えています。まぁ、「この不動産屋らしい」というのは、以前書いた不動産屋の悪いイメージということですが・・・。自己の良心に恥じない仕事をやっていきたいと。
お客様への営業スタンスは、決して押し売りしない。基本的にはこちらから営業の電話もあまりしたくないですね(これは多分1度くらいはします)。「買いたい・借りたい」と自発的に来るお客さんといい関係を作って、一緒に住まい探しをしていきたい(お手伝いさせていただきたい)です。そうです!人生の3人の(プロフェッショナルの)パートナーのうち3番目のパートナー=リアルターとしてふさわしくありたいです(この話は「不動産業のイメージ」の項をご参照ください)。
格好ですが、私の場合“田舎の不動産屋”と“中野の不動産屋”との2つの顔を持つことになりますから、結構微妙なのです。田舎のときは、間違いなくラフな格好。夏はチノパンポロシャツ。冬もチノパン、タートルネックetcでしょうか。中野のときはスーツを着ざるを得ないのかなと言う気もしますが、夏の間だけは、“クールビズ”でチノパンポロシャツorオックスフォードで行こうと思っています。
中野サンプラザより不動産情報発信!またまた「中野サンプラザより不動産情報発信」なるブログを作ってしまいました。今、会社のホームページも作成(これは株式会社フブキに外注しています)していますし、管理するホームページが増えていきます・・・。まあ、一番手をかけていこうと考えているのは、このブログ。ふるさと情報館の時に、田舎という地域の住まい、暮らし、法制などについて、いろいろ考えている事があったので、いいたいこともたくさんあるんです。基本的に中野ブログは中野だけのことで、週1~2回くらいの投稿の予定です。会社のページは、会社案内プラスαです。それぞれリンクしておくので、お時間あるときに見ていただければ幸いです。あ、会社のはまだできていないので、このブログのコピー(更新はたまにですが)がおいてあります。来週中には会社のページに変わる予定です。
有限会社エートス
中野サンプラザより不動産情報発信!
田舎暮らしに必要とされる敷地面積はどれくらいなのでしょう。もちろんやりたいことによって、また個人の価値観で違うのはもちろんなのですが、私の見解としては、専有部分は100坪もあればいいと思います。建物を建てて、庭や菜園を作るのには十分です。東京等の都会では、100坪と言えば豪邸です。ニューータウンなどでも70坪前後が主流ですし、田舎暮らしでなければなかなか手に入らない面積です。でもやっぱり、田舎暮らしをお考えの方が希望されるのは150坪から200坪が一番多いです。そう、敷地としては100坪でも十分なはずなんですが、隣家、隣地との関係上、ゆとりがほしいんですね。田舎の場合、高い塀で区切ることはほとんどありません。日当たりやプライバシーを考えた適度な距離が必要と考えるのは、よく理解出来ます。実際、田舎で100坪だと小さく見えます。そしてお客さんの反響もかなり減ってきます。
で、勝手な結論ですが、「最低100坪出来れば150坪以上」。これが田舎暮らしに必要な敷地面積と言うことですね。

夷隅町物件今日一日千葉に行っていました。
物件のご報告です。以前から私の知っている会社からの情報で、かなり前にほんの少しこのブログに書いたことがあります。最初話を聞いていたより、大規模に改修の手を入れており、この先も安心して使える魅力的な物件となっていました。裏山を背負った高台に建ち、南向きで日当たり良好、これぞ田舎暮らしという希少なロケーションに恵まれています。
玄関を入ると吹き抜けのホールの顕し梁と正面の大黒、恵比寿柱が印象的な古民家です。風呂トイレなど水廻りは新設、また約10坪ほどの増築が行われ、明るいLDKが作られるなど全面的な改修が行われました。昭和2年築ということですから、築後80年近くを経過した古民家に新たな命が吹き込まれたことになります。残念ながら、夷隅町物件2まだ完成しておらず、これから2週間ほどで詳細をご紹介できるかと思います。南向きの高台、北に裏山、眼前に広がる田園風景などこれだけのロケーションに恵まれた物件は数少ないので、一見の価値は十二分にあります。私が田舎暮らしをするならこんなとことろがいいなあと思いました。

先ほど田舎への交通手段を書きましたが、田舎での交通手段。現地での交通手段と言い換えてもいいかもしれません。
やっぱり便利なのは自家用車です。田舎の家庭(地元)では車が2台3台当たり前、一人一台の生活を送っています。それだけ、田舎では車がないと生活がしづらい。特にそこで、生産活動(勤めに行ったり、自営や農業であっても)を行うには必須です。車は間違いなくあった方がいい。ご主人か奥さんどちらか一方が乗れて一方が乗れない場合(免許がなかったり、ペーパードライバー等)でも、現地だけなら意外と運転できるようになるものです。がんばってチャレンジしてみましょう。今はいいけど、将来が不安という方も多くいらっしゃいますが、地元の人はそれでも生活していけています。買い物はインターネット等による通信販売もありますし、必要なときはタクシーを使うしかないですね。
次いで便利なのは、スクーター(もちろんオートバイでもいいのですが)。いかんせん、田舎は生活利便施設が離れています。人力よりははるかに楽です。
バスが走っているのも便利。一日3本もあれば良しとしましょう。時間さえ余裕を持って行動すれば、さほど困ることはありません。公共バスが走っていれば、運賃は安いですが、私営だと思ったより高いのでびっくりするかもしれません。
自転車、徒歩で生活できれば言うことなし。こんな条件のいいところで田舎暮らしを出来れば文句はありません。でも、生活を楽しむには、車などが使えるといいですね。自転車は坂道があった場合には、結構しんどいです。
田舎暮らしの交通手段は二つあるかと思いますが、まずは田舎への行くときの交通手段について。
なんと言っても便利なのは自家用車です。どうしても利用者数の関係からどうしても本数が少ない電車、バスなどの公共交通機関に比べて、いつでも自由に自分の思う時間に行くことが出来ます。もちろん問題もあります。最大のものは“渋滞”です。行楽シーズンともなると、田舎のメイン通りはかなり混みますし、首都高速をはじめ都心の渋滞は日常茶飯事。田舎暮らしを実現したら拠点があるので、真夜中とか早朝に移動することで解決しましょう。
電車は、都会でいつも使っていますからイメージもしやすいかと思います。乗ってしまえば、お酒を飲むなり、寝てしまうなり自由に出来るので、楽は楽です。ただ、難点は本数が少ないのと、駅が近い恵まれた条件でない限り、駅からの交通手段が必要となることでしょう。駅徒歩圏は価格の問題と周辺環境も含めて、田舎暮らし向き物件は少ないです。
意外に便利なのが高速バス。近年、あちこちのバス会社で高速バスを走らせています。本数も多く(伝hさより多い路線もあります)、また田舎でもいくつものバス停に停車するので、物件から徒歩圏なんてこともあります。また、電車に比べ、運賃が安いのも魅力です。
宅建免許証実は私の会社、有限会社エートスですが、宅地建物取引業の免許申請をしていました。17年5月2日都庁に申請をしまして、5月27日に免許を受けました(パチバチ!!)。それから、全宅保証を通じて供託を済ませまして、今日免許をいただいて参りました。これで私も晴れて不動産屋の社長です。そんなこともあったので、このページ田舎物件の掲載を中止していたんですね。
最初会社を作ったときは、しばらくコンサルタントでやっていこうと思っていたのですが、事務所に運命的な出会いをしたので、すぐ宅建業の免許を申請することに決めたのです。会社設立もですが、宅建業の申請も、都以外にもいろいろな手続きがあって大変でした。何にせよ、不動産業をスタートできます。それにあわせて、私の大学時代の友人(というか就職活動の戦友です)である遠山氏をパートナー(仕事のです・・・)に迎え、中野周辺と田舎暮らしの2方面展開を予定しています。
宅建業をとっても、それは会社の話。このサイトは引き続き私・清沢の個人サイトとして、自由に発言していきますので、引き続きご愛顧ください。

事務所私の事務所のあるサンプラザです。通称「中野サンプラザ」と言うのですが、「サンプラザ」が正しいようです。中野のランドマーク的な存在なので、はじめて来る方でもまず迷うことはないと言うのが、最大の利点です。ちょっと困りものなのが、土日イベントによってはファンの方がたくさん敷地内で座ってることでしょうか。まあ、普段はとても静かでよいところです。
以前も書いたのですが、独立して最初に事務所を構える私にとってこのオフィスは良すぎる気がしました。小さくスタートして、事業基盤が固まったところで、いい事務所を借りると言うのがセオリーなのでしょう。でも、考え方を変えると、いい事務所にいるといい人との出会いもあるなと。ここはSOHOオフィスなので、全部埋まると50社くらいの事務所が入居することになります。いろんな人との出会いも楽しみに思っています。
そう、先日この事務所に入っているSECOMのセキュリティーを解除しないで事務所に入ってしまい、警報が鳴ってしまったんです。そのとき助けていただいたのが、同じ入居者の建築コーディネーター「ヴァンテ・コンサルタント」の藤本社長。先ほどお名刺を頂戴して、ホームページを拝見さていただきました。この先どこかで、お力をお借りすることがあるかもしれません。
人との出会いもあるし、やっぱりいい事務所は気分がいいものです。上昇気流に乗って、仕事をしていきたいと思います。

かなり有名な本なのでご存知の方も多いかと思いますが、クレイトン・クリステンセン (著)『イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』翔泳社刊という本があって、とても興味深く読ませていただきました。私のいる不動産業界というのは、技術革新で大企業が滅ぶというようなことはない業界です。なんと言っても、歴史に裏打ちされた資産とそこから生まれる資本力、さらに人的な資産というものもあるわけで、それをいまさら技術革新キャッチアップする事は不可能といっていいでしょう。三菱地所、三井不動産、住友不動産、東急不動産などごく一部の総合不動産会社の前には、しょせん新興デベロッパーは相手ではないわけです。それは大京や藤和不動産など多くの企業が証明してきました。
ですが、それは大企業の話。ここに書かれた事は、小さな企業においてはより鮮明であると思います。小さいが故に、ひとつの技術革新を捉えることが出来るかで、簡単に企業の浮沈が決まってしまう。ひとつの成功モデルが長く続かず、絶えずビジネスモデルを見出していかねばならない。そのことを切に感じました。
不動産業界でも近年の一番大きな変化は、インターネットの急速な普及でしょう。誰でも不特定多数の顧客に対して情報発信が出来るようになったことは、革命的でもあります。千葉県では田舎暮らし不動産サイトが、他のエリアと比較して尋常ではないくらい数多くあります。これはあるひとつのサイトの成功がきっかけだと私は思っています。一時期独占に近い状態で情報発信をして、仲介件数を積み上げたのです。その後それを見習って他社も追従したわけです。以前は、『田舎暮らしの本』宝島社刊か新聞に広告を出すかしかなかった情報発信の手段が、インターネットによって低コストで、即時性をもって発信できるようになったわけです。しかも紙媒体とは比べようもないくらい大きくの情報を発信出来ます(コストをかければ紙媒体でも可能ですが)。今ではカラー写真は当たり前、動画さえ載せてあるところもあります。
私は
独立するに当たって、いろんなこと、仕掛けを考えています。常に新しいことに取り組んでいくことは、とても大変な作業ですが、大きな楽しみでもあります。たとえ一定の成功を得られたとしても、「初心忘れざるべからず」努力していきたいと思います。

ファッションとか装いというのかわかりませんが、田舎暮らしにふさわしい格好について。特に答えもないので、私の思っていることですが・・・。皆さんが、休日自宅で過ごす時の格好じゃないかと思います。人に会うといってドレスアップしたときではなく、いわゆる「普段着」。それは、手抜きをしているというのとはまったく違って、「気を張らずにいられる格好」ということだと思います。
自然の中で暮らしていると(私の場合は訪れているのですが)、とても優しい気持ちになります。都会にいると時間の流れも速いので、その流れに流されないように抵抗するしている気がします。都会は戦いの場とイメージがありますが、田舎は「育みの場」。そしてそれが人間としての本来の(自然な)姿を取り戻す。結果として「癒し」につながっている気がします。
田舎では体裁に気を使わず、そこで一番リラックス出来る格好をしましょう。昨日書いた「クール・ビズ」もそうですが、私は田舎でお客さんにお会いする時はラフな格好で応対させていただいています。田舎にはスーツは似合いませんので、ご了承ください。
小泉首相がなんだか変な格好でテレビや各種メディアに出てアピールしていた「cool biz クール・ビズ」。環境省が地球温暖化防止「国民運動」の一環として行っているらしい。環境にいいのはもちろん、人にとっても精神的、身体的にいいことだと思います。最初働いていた会社では、スーツ以外で仕事をすることはなかったのですが、前の会社ではほとんどスーツを着ていませんでした。最初の2年間は『月刊ふるさとネットワーク』の編集をやっていたので、夏はポロシャツにチノパンというとってもラフな格好。とっても楽でした。営業をやっていた4年間は、契約のときなどごくごくたまにスーツを着て、普段はチノパンにオックスフォードのシャツ。6年間楽な格好でいることに慣れてしまっているので、いまさらスーツに戻れません。というより、久々にジーパンを買ってオーストラリア旅行に行ったら、それ以来ほとんどジーパンです・・・。ぜひこのクール・ビス定着させてほしいものです。
会社員でいたときは、やっぱり楽だった。今では本当にそう思います。もちろん、以前も売り上げを気にしたり、どうしたら会社が良くなるなど、普通に考えていましたが、比べものにならないくらい。
会社をやるといろんなことが出てくる訳です。今のところ一人なので、何でも自分でやらなくてはいけません。本業以外に、支払いの振り込み、請求書・領収書の発行、銀行との話合い、買い物、小さなことから大きいことまで何でもやる。本当に大変なことです。今まで、お世話になっていた○○さんありがとうございました。。。
事務所をここ中野サンプラザに構えて、初めての月末をくぐり抜けた感想です。まだ、たいした仕事をしていないのにこれですから、先が思いやられます。まあ、それなりにツボを押さえていけばもう少し楽になるのかもしれません。
ここまで、このブログを書いてきたんですが、ちょっと整理をする予定です。思いつくままに書いて来たので、混乱気味というか、焦点ぼけしてますね。で、1週間~2週間かけて(実際作業するのは2日くらい??)、3つに分けていきたいと思っています。1.(従来通り)田舎暮らしについてのあれこれ、2.田舎暮らし物件情報、3.起業物語(経営物語に発展!)です。
と言うわけですが、今後ともよろしくお願いします。

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